こんにちは。
今週の日曜日、22日午後1時半〜4時まで
5歳〜4年生の親子で参加できるワークショップ
受付け 残席ありますので 考え中の方は今すぐどうぞ!
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(前回の続きになります)……………………………………………………………………………….
あなたは 頭では 分かっていても すぐ行動できない事って ありませんか?
A君のお母さんも 自分を変えようと思ったとき 心の葛藤がありました。
今はやらないという理由も 選択も あるのです。(前回の日記)
それを A君のお母さんは 自分への言い訳はやめよう と思いました。
葛藤を通りぬけるために 考える時間がありました。
子ども達が すぐ行動しないときも 同じではないでしょうか?
勉強したほうがいいのは わかっていて 今すぐやらない理由も もっています。
そんな時 必要以上の威圧的な言葉よりも 見守ることは
心の葛藤を体験しながら 自分で抜けるための時間になります。
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3者面談の帰り道。
否定されずに 理解を示してくれたお母さんに
A君は 話を始めました。
A君「ぼく、学校の勉強に力を入れたいから
今の塾は受験塾だから変えたいと思ってるんだよね」
母「あ〜そうなんだ。学校の勉強をもっとしたいと思ってるんだね。」
A君「ぼく、学校の勉強で友達に負けるのはいやだし・・。」
母「お母さんは、あなたが私立に行きたいと思っていたんだけど、・・
そういうわけじゃなかったんだね。」
A君「そういうわけじゃないんだけど、すべてが中途半端になっちゃうのがいやなんだ。」
という話をし始めました。
母「じゃ、今度お父さんや塾の先生に相談してみようか?」
と言って (じゃ、次の塾はどうするの!?)じゃなくって
「あなたも友達からいろいろ聴くだろうし、お母さんも一緒に
また塾探してもいいからね。」
と 穏やかに言いました。
数日後また A君は自分から 私に塾の話を出してきて
「どうする?」と言ったら
A君「冬季講習行きたいけど、考えたいんだ。」
と言うので 辞めることに対しては一切否定的なことは言わずに
母「じゃ、お父さんと話そうか?」
もともとこの塾がいいと言い出したのは主人なので 私が話すのは簡単なのですが
「自分からお父さんに話してごらんよ。塾は急にはやめられないから・・」
という話をして
A君「わかった。」
そんな感じで A君が 自分主導で言っていることを
(あなた ホントにそれでいいの?)というのはやめて
本人が変わりたいと思っているのは 尊重しようと思って
少しでも 真剣に自分で考えたことは すごいことなんだな と思ったので
彼が動くなら 私も一緒に動くし、
私は 事務的なことを やるんだったらやると、待っている状況です。
A君が 自分から、学校の勉強に対して どうしてやる気にならないか? というと、
あまりにもやる事が多すぎて ばらばらで、範囲も違って
ある状態で何から手をつけていいか わからない みたいのが
よくわかって
それも 考えてるんだったら上出来だと思って。
なぜ、私が そのことを上出来だと思えるかというと
今まで たくさん反対のことをやってきました。
こどもは 何度も そういうサインは出していたけれども
ことごとく「それは大人が〜している事なんだから・・レールを引いているんだから」と
小学校の時から 一方的に言っていて
私がやらせていたから、本人も100%乗り切れないで
多分 わたしも そのことはわかっていたのに、失敗させてしまうのでは?
が先にたってできなかったんです。」
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今の A君のお母さんの言葉を聞いていると、
塾や勉強の点数よりも A君の気持ちを まず聞いてあげよう
大事にしよう と思っている気持ちが 伝わります。
親にとって 子どもが大事なのは 当たり前のことでも、
それが 子どもに伝わって 届いているかが 肝心。
親に大切にされている。理解してもらっている。 愛されている。
その気持ちを 子どもは持つことが出来ると
安心して 思春期でも 聞いて欲しいことは お母さんに 話すようになります。
こどもが いい方向へ変わっていくために 自分も成長しつつ
できる できない ではなく、比較ではなく
お母さん自身が 自らやりたいか どうか。
自分の心に聞いて 決めることです。
大人も 自分を変えた 新しい経験から 学んで、気づいて
自分にも 子どもにも 可能性が 見えてきて
自分も こどもも 大丈夫OK!と 信じる心が 広がっていきます。
A君の気持ちが わかり始めたお母さんは
理解が深まるほど 寄り添っていく 心の距離のとり方が
見えてきました。
あなたが 今日できることは 何ですか?
いつも 今この時間が 宝物・・ です。