うそをつかない子どもに育てたいお母さんの思いは〜その1

こんにちは。東京も 雪が降りました。
足元に どうぞ お気を付けて お出かけください。

育児は 喜びと怒りの連続のようというお母さん。
年少さんのお姉ちゃんと2歳児の弟さんのお母さんの体験
を紹介します。

できる限り 今一人ひとりの話をよく聞くように 心がけている
お母さんの声です。

「ちょっとした いらずらにも
以前は かっとなって 怒りから入っていました。
自分も 余計に体力使って もったいないし、
こどもにもいい影響が ありません。

自分が落ち込んでしまう
それでは お互いに気分が悪いです。

私がかっとなっている時 子どもは。。。

わたしの顔を ものすごく見てますね。
不安そう・・ 何を言われているのかが
なんとなく わかっていて、
なんとなく わからないみたいな・・。

おもちゃを片付けない時、お姉ちゃんは
まずは
『だって 〇ちゃん 遊んでいるし・・・これは私が使っているし・・・』と
言い訳を始めて
まだ 平然と答えています。
それが 私の怒りをさらにかって。」

お母さんが 怒っている大きな原因は 何ですか?

「言い訳を言われることで、下の子のせいにすること。
だから 自分は悪くないという 補償をすること。
バツをもらうことに 不安を感じてると 思います。

娘は 自分が悪いということを なかなか 認められません。」

どういう状況だったら 素直に 自分から話せるでしょう?
話しやすい環境 とは?

「私が 落ち着いて、
自分の失敗を言っても 受け入れてくれるっていう 安心。
追い詰めないことかしら。

私が にこにこしていると、落ち着くらしいんですよ。
夜は沢山言うのですが、あなた大好きって 言うと 安心するかも・・」

どんなタイミングならば 言えますか?

「お姉ちゃんは 真正面を向いて話をする時と
そうでない時があるんですけど、そうでない時は
気持ちにやましい事がある時で・・

きちっと 声をかけて、大好きなんだよっと
伝える事 かな。」 

その場面で お母さんは 本当は どんな母親でいたいですか?

「うそは きらいなので きちんと根底で 話ができる。
対等に 物事を言える 正直に話せる 親子関係でいたいですね。」

話せる環境を10としたら、今は? 「6くらい」
ということは もっと いい関係になれるということですね。

失敗をした時に どんな言葉を かけていますか?

「この間、弟がトイレに行くと言って 直前でおもらしした時
感情で 『なんで こんな事やってるの!!』 って言いました。

もともと 慎重でミスをしないタイプなので
いつも ミスはしない子 という前提で 思ってました。
だから 余計に 腹が立って・・ばかじゃないのと 思いました。
すごい 冷たい言葉で 言ってしまったと思います。

(ミスはしない子)という前提は 1つのお母さんの捉え方なので
別の捉え方に 書き換えができます。

「実は ほかのお母さんに聞いたんですけど、
その人が
『1日1回でも 片付ければいいんじゃない?』って 言ったんですよ。
私には 全くなかった発想で 驚きました。

わたしは、そういう所が 少し神経質だったんだなって
気が付いたんですよ。
それから あんまり 言わなくなりました。

本当は 外でて帰って来て 汚いのがいやなんですよ。
一緒にやることも あるし、細かいボールとかは 私がやったり。」

そこで、捉え方を変えてみるとしたら・・・?

「一応は 子ども達は 片付ける気持ちはあるので、
一応は よしとする。
最後には 時間はかかっていますが 必ず片付いてる。

1日1〜2回くらい 出かける時以外は 片付ければ いいや 
いつまでたっても 片付けなくても、寝るまでの間にやっているから いいか
そんな風に 思ってみています。」

お母さんから見て 100点ではなくても、やっているように 聞こえます。
そういう時 たとえばですが

「最後まで あきらめないで、やったよね。」
「1つ1つ 一生けん命に 片付けていったね。」
「2人で協力して 片付けていたね。」という具合いに
承認をすることが できます。

(遅い!時間かかりすぎ)(こんな片付けかた?)

とも言えるのですが、その言葉が子どもの自分自身のイメージにもなるので
チャンスに変えましょう。

「あきらめない」「最後までやったね。」・・・それが自分なんだ、という言葉。
その方が 気持ちがいいし、子どもは安心でいられます。
あるいは
「この部分は 上手に入れられたね。」
「きれいに片付くって、気持ちいいね。」という言葉を たくさん使った方が
子どもが 伸びると思いませんか?

それが 失敗を受け入れてあげる 追い詰めない言葉

その環境が お子さんの素直なうそのない気持ちを
話せる環境に なっていきます。 

この話をしながら お母さんは
おばあちゃんの事も 思い出しました。(その2に続く)