ママの体験談から 子どもが意地悪を止めた〜体験を話す

お母さんMさんは
3年生の息子さんA君が お姉ちゃんに 意地悪なことを いう事が
とても嫌で いつも 注意をしていました。
特に 本を貸してあげるだけの事も いやがって
A君のケチで 意地悪な態度が ずっと続いていることが 気にかかっていました。

でも、それが 最近 妙に素直になって、A君が 変わってきたと言います。

それには お母さんが注意する代わりに 話しをした あるきっかけがありました。
お母さん自身の 小さい頃からの 体験です。
こういう話でした。

Mさんが子どもの頃、ご両親は 不仲で離婚をして
Mさんは おばあちゃんに預けられました。
でも、そのおばあちゃんは
兄には優しいのに、自分には とても意地悪だったと 言います。

苦労しなくてもいい事まで 苦労して 
見なくてもいいことまで 見て育ち、
親に感謝って言われても、感謝がわからなくて
感謝って どういう事なんだろう?
そう思っていました。

「あんな意地悪な ばあさんに預けられて 何で?」
そんな気持ちで 子ども時代を 過ごしました。

そのおばあさんが 数年前、亡くなった時、
Mさんは 泣けなかったそうです。
なぜなら、自分に残っている感情が
おばあさんは 意地悪な人だった という感情しか なかったからです。

Mさんは その事を 自分の体験として A君に話して
「意地悪をすると あとあとまで その人の心に 残るんだよ。
お母さんは おばあちゃんが意地悪をして 嫌だったし、
今も そんな気持ちが あるから
意地悪をしちゃ いけないって 学んだんだ。」

そんな 話をしたそうです。

A君の心に それが届いたのでしょう。
最近 A君は お姉ちゃんに
「意地悪は しないんだ。」そう言って とても素直になったそうです。
………………………

あなたは 今 何を思っていますか?

「〜しなさい。」の説得だけでは 頭でわかっても 心に届かないことが あります。
体験談は 子どもにも イメージがしやすく 心に残ります。

心が動いて、Aくんなりに 納得したのでしょう。
お母さんの思いが 伝わった会話の時間でした。

子どもが わかるように伝える事
理由を 丁寧に話してあげる事、 ママの体験談は 受け取りやすいですね。

さぁ、春休み。
あなたは お子さんと どんな時間を過ごしたいですか?

ずっと 子どもが家にいるから チャンスと思ってみて
どうぞ 笑顔で コミュニケーション・タイムを!