こんにちは。
一人のママの実践を
ご紹介します。
いやいや期を終えても
どんどんやりたい事が出てくる 幼児のAちゃん。
それは成長でもあり、ママには 嬉しいのですが、
もっと やってみたことも 出てきて、
でも うまく出来ない と、いらいらして 泣きわめく場面も あります。
そんなAちゃんママが
子育てに効果的な カードを作ることを
思いつきました。
こんなきっかけが ありました。
Aちゃんのママは 口癖があって、すぐ
「△△しないと 〇〇してあげないよ〜。」と
脅すような言葉を 言ってしまいます。
たとえば・・・・
「早く片付けないと パパに遊んでもらえないよ。」
なかなか 気づいても、また出てしまいます。
ママの希望は、そうではなくて
「◇◇したら ◎◎なるよ。」
嬉しい言葉をかけたいと 思いました。
たとえば
「お片付けが 終われば 部屋もきれいで 気持ちもよくなって
楽しく遊べるね。」
そんな言葉の使い方をするには
「どうしたらいいだろう〜?」と 思いついたのが
「カードを作ったら いいかも。」というアイデア。
大きさは、手のひらサイズ(4×6くらい)にして カードを用意。
いつも ペンも持ち歩きます。
そして つい言ってしまい
今の言い方は 良くないな〜と思った言葉を
「N 早く行かないと、遅刻するよ!」と書いたら
次に 裏面に、こう言いたかった という言葉を書きます。
「P 早く行くと ゆっくり過ごせるよ。」
Nと入れるのは、ネガティブ(否定的)という意味で
見やすくするために 書いておきます。
Pは、ポジティブ(肯定できる)
これも 書きます。
ママは 思うたびに このカードを書いて
どんどん たまっていきました。
今は50枚を 超えたそうです。
それを 1週間続けるうちに、
わかっていても できなかったことが、
言わないでもすむ場面が 出てきました。
そして ある時、Aちゃんのママは、
全部のNのカードを並べて見ました。
すると ママは・・・それを読んで
自分の心が 凍りつく感じ、呪われている感じが
しました。
自分がそれを言われたら、どんな気持ちになるかを
実感したのです。
子どもの気持ちを 感じられたそうです。
逆に Pのカードだけを 並べてみました。
すると、心が あたたかくなりました。
この取組みで Aちゃんのママは
気づいたことがあります。
それは 言葉は 全部 捉え方で 変わってくること
プラスのP言葉で 捉えた方が 人間関係も上手くいきそうだと
いうこと
さらに、親は 心配や不安で思わず口にしてしまうN言葉は
1つ1つは その場で終わっているように 感じられて
そんなに気にしないでいたけれど、
実際には 言われる子どもとしては
これらの言葉は 積み重なっていくんだな〜ということ。
また ママ自身の中に
「言われたら どうかな?」
「なぜ こう言うんだろう?」
と 深く 捉える思考も 生まれてきました。
もう1つ ママだけの思考にも
いい変化が 出ていきました。
そのカードを 自分自身のためにも 作ったのです。
たとえば、自分の心に生まれた感情
「N 休日に出かけないなんて もったいない。つまらない。」
裏面は
「P 休日だって たまには のんびりでもいいかな。」
始めは、無理にでも 反対を出して 書いてみるうちに
Nの言葉は 自分の思い込みなんだ と気づき
視点も 変わってきました。
こうして 1週間のうちに
Aちゃんのママは
客観的に言葉を見直すことが できるようになり
P言葉も 増えていきながら
お子さんの気持ちも より 理解するように
なっていきました。
1つ新しいことを 始めると こんな成果が出てくるんですね。
Aちゃんのママは
「私には とってもいい方法だったと思います。」と
言って 今も継続中です。
忙しい時間の中での Aちゃんママの実践に 拍手!!
あなたは どう感じましたか?
さらに もう1つ 大事な気づきが あるのですが それは 次回に。
暑いですね。 みなさま お身体ご自愛ください。
(その2へ 続く)