小学低学年の母親のための「子育てコーチング講座」ご感想から〜

ここ5年、ブログは江戸小噺の話題をお伝えしていますが
なぜ 会話の中で話す江戸小噺を日本中に広めたいのかと言うと、
心あたたかいコミュニケーション社会=言葉から みんなが元気になり
お互いに幸せを感じられる社会の広がりと
一人ひとりの安心と笑顔を願っているからです。
近年では、江戸時代がそうでした。

 江戸小噺は、現状を受け入れ、好転させるための対処が可能な1つの方法です。
その場で笑っていただけるだけでなく、
みんなの心が明るくなったり、心の凹みが修復されたり、関係性が好転したり
チーム作りや人材育成にも、有効です。
シニアの笑いの講座や、教員研修で授業に活かす先生もいらっしゃいます。

さて、子育てコーチング講座の話題をしばらく ブログで取り上げていませんが
どちらも とっても大切で、同時進行中です。

 コーチングコミュニケーションは、問題が起きない心温かい会話術です。
コミュニケーション教育があれば〜と 思っています。
2002年からお伝えしています。
言葉がこどもの心に どんな影響をあたえるのか、態度への影響など
目に見えない「心」についての理解を 深めてほしいと思っています。

 春の小学校低学年のお母さん対象「子育てコーチング講座」連続2回
都内のこども家庭支援センター主催で行いました。

コーチングは、コミュニケーションスキルの言葉かけとしてだけ理解してしまうと
本を読んだり、やってみても、うまくいかないことが多く出て来ます。
その原因にも気づけません。

子育てコーチング講座では
言葉かけが、心へどう影響しているか
こどもの心を育てることの大切さ
こどもが素直になれない気持ち(心)をどう受けとめてあげればいいのか
自分自身(お母さん)の心が、明るくいるために、何ができるのか

今の親子の会話に足りないことは 何だったのか
今の親子の会話で、こどもが伸びるためにすでにやっていることは 何か
「気づく」ことの大切さと一緒に ワークを交えてお話しています。

以下、お母さんの声です。……………………………………………………………………………….
(1回目)
主な内容 話しを聞く・承認をする・心の理解

・とても目からウロコというか、気づけなかった自分を発見しました。
そう言えば私自身、認めてもらえるとか、ほめてもらうという機会がなくなり、
心が乾いてしまっているなと思いました。
こどもの時、誉めてもらって嬉しくて、もっとやろうと思ったことを思いだし
ました。大人とも体力も違うこどもに同じように、100%を求めてしまっていたので
これから教えていただいたことを実践していきたいです。

・この講座に来なければ、気づかなかったことが多く、勉強になりました。
いかに自分が、マイナスの言葉しか発していなかったか、人と比べてしまっていたか、
など。今日からさっそく、こどもにも自分にも、実践してみたいと思いました。
赤ちゃんと母の講座は多くあるが、こどもが小学生になっての関わり方にも
感心があり、とても良かった。

・こどもの気持ち、言いたいこと やはり「聴く」ということがどれほど大切か、
再認識できました。自分自身を認めてもらえることは、大きく成長するんですね。
私自身、次の講座までの1週間で心がけて、前向きなリフレーミングで話しかけて
子どもだけでなく、家族(夫など)にも心がけていきたく、悩んでいるコミュニケーション
不足が、少しでも解消されることを期待します。

・普段どれだけ話しを聞けていなかったか、そのことによって起こる心のへこみを
考えた時、とても反省しました。
今日気づくことができ、とても良かったです。今日決めた目標3つ、1週間楽しみ
ながら、取り組んでみようと思います。

・こどもの心にとって、寂しい思いばかりさせてきたんだと反省しました。
私自身の生活行動を見直し、こどもとゆっくり会話する時間をとりたいと
思いました。まずは1週間 やってみます。

・何もできていなかったが、今日のお話が聞けてよかったです。
気づいた自分に〇!!をして、少しづつでも前に進めていきます。

・うちの子はあまり話さないので、話題を無理やり作っていましたが、
うまくいきませんでした。今日からは、行動を認める言葉かけを中心に
声かけをしてみようと思います。
どうしたらよいか、わからなかったのが、ヒントをいただけて、少し光が見えて
きました。
下の子は今日なさに「学校いや」で休んでしまったところでした。帰宅したら
まずはハグして、話しを聞いてみたいです。

・どうしても足りない所ばかり目を向けがちで、責めてしまうクセがあるので
直したいと思った。こどもだけでなく、自分に対しても、そういう考え方を
あらためたい。評価をしないのが想像できないので、実践してみたい。

・聴くことが全くできていなかったことを痛感しました。
「聞いてる?」と言われても、背中を向けたまま「うんうん」と言うだけで、
本当にかわいそうなことをしていたと思い、1週間しっかりと向き合って、
聴こうと心に決めました。
承認も難しく考えず、見えている事を素直に伝えていきたいと思います。

・たくさん話すことは、自分の考えを整理できる、というフレーズが1番心に
残りました。また聞き役2割に徹したいと思います。

・子どものために、と受けたコーチング・・夫にもいかせるな!と思いました。
立てた目標を実際にやってみて、何かかわったら面白いなとわくわくしています。

(2回目)
主な内容 こどもの自立とコーチング 質問をする

・ワークの中で、説得型のこども側に立った時、心が苦しくなり、とても悲しくなり
ました。親の立場では、心配していたつもりの声かけをしていたので、
この事に気づけたことが、とても大きかったです。
2日間学んだことを、少しずつでも実践していこうと思います。

・こどもの日常の何気ない会話の中に、私自身が思う事をいろいろ
押しつけていたと気がつきました。
また、こどもとの会話の中で、フォローをしてあげる大切さにきづきました。
もっと子供を信じて、子どもの良さを引き出してあげられるよう、過ごして
いけたらと思います。

・知らなかったことが沢山ありました。
こどもの心は傷だらけだっただろうなと、反省しました。これからできる事をやって
いこうと思います。先生の優しい語りで、とても充実した時間を過ごすことができました。上の思春期向け講座も受講したいです。

・緊張しましたが、2人組3人組でのグループワークで、こどもの立場にも気づけたので
とても良かったです。なかなか親と言う立場になると、どうしても誘導してしまって
いるなと感じました。
自立してほしいと思ってやっていた事が、逆に依存心を育ててしまっていたという事に
気づきました。

・学び、自分で考えて、発信するという学びのスタイルが、とても自分の中の
気づきを得られて良かった。

・また参加したいと思いました。
完全にはとても出来ませんが、先週第1回に教えていただいたことを少し実践したら
子どもも主人も、何より私自身の心が穏やかに過ごせました。
今まで頭の中でわかっていても、実際にワークショップで声に出してみないと
できない事も多く、大変勉強になりました。受講して本当に良かったと思います。

・質問をすることによって、考え、言語化することによってより具体的にイメージが
わくというkとに気づき、子育てにも自分の生活にも役立て、活かしていきたい学び
が沢山ありました。

・欠点を指摘するばかりで、こどもの話しはノーキャッチだった自分に
気づいただけでも、本当に良かったです。
年上の姉に基準を合わせて、小2の男児を追い詰めすぎていたと思います。
10年後のために、まず彼のありのままの良さを認めて、みつけて、きちんと
伝えていきたいです。

・前回もそうですが、練習(口に出すこと)で家庭での本番がスムーズに
実戦できそうだと感じた。
思春期の内容の講座も受講したい。

・こどもの気持ちに気が付くきっかけをもらえました。承認、大切にします。

・前回の講座で1週間がんばろうと思っていたことがほぼできず、今日の講座は
行かない方がいいのかなと思いながら来ましたが、ここに来ると気づくことが
たくさんあり、また前向きな気持ちになれました。毎週通いたいくらいです。

・気づかなかったことに、沢山気づくヒントがあって、実践はなかなか難しそう
だけど、考える良いきっかけになって良かった。勉強になった。

・オープン形式のでの質問をするよう心がけようと思いました。
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 秋は、低学年講座をもう1回に加えて、3回連続の思春期講座と
昨年に続いて ファミリーサポートセンターのスタッフさん研修等 
担当させていただきます。

最近の子育て講座は、赤ちゃんのままを対象にする講座が
ほとんどです。
働くお母さんが増えていますから 自然な流れでもあります。

一方で、言葉による声かけの影響が大きく出てくるのが
小学校へ入る前あたりからと 感じています。

その時期に、もう1度 親子のコミュニケーションを振り返り、
いい方向へ改善できるような 小中学生のお子さんがいるお母さんのための
講座の開催は ずい分、減って来ました。
参加してくれたお母さんには、仕事を休んできた方もいます。

大事な時期に お母さんが、「学ぶ」ことと「気づく」こと そして「改善する」ことの 
チャンスが減っていることは とても残念です。
皆さまは どう思われますでしょうか。

虐待のニュースが毎日のように流れ、若者の自殺者が出ている中、
もっと子育てを楽しんでいるお母さんが増える事をねがって。

ご縁に 感謝。
長分を読んで下さったお一人おひとりに ありがとうございます。