想いのタネ・挨拶から、心が捕われるという気づき / 笑い小噺

こんにちは。
お正月明けに、ボランティアセンターから
連絡がありました。

江戸小話かるたを被災地に(支援物資として)
届けたいプロジェクトですが
その想いを伝えて、かるたの見本をお渡ししたのが
昨年最後のボランティアで高齢者施設へ行った帰りでした。

チラシと江戸小話かるたをお渡しして
なぜ、今届けたいのか 聞いていただきました。
ありがたい時間でした。
小さいことでも、想いのタネを蒔くと、
ほんの少し、芽が出る可能性が生まれます。

地元のボラセンの職員さんは
東京都のボラセンに連絡を入れてくださいました。
そして、1月中であれば
届けられる可能性があるということ。
早速、よろしくお願いしたいメールを送りました。

そして、来週に被災地へ行く予定がある方からも
お一人連絡をいただき、お話できました。
報告を待ちたいと思います。ありがたいことです。

タネ蒔きをすること、大事ですね。
〜 続く 〜

ところでみなさんは、心が何かに捕らわれていたと気づいたことは
ありますか?
私の失敗談を お話します。

先日、お寺の和尚さまの講和会に出席しました。
和尚さんは ご挨拶をしながら名刺を皆さんに配りました。そして、名刺交換。
のはずが、私は名刺を持っていませんでした。
それで、
和尚さまから、名刺をいただいて
本来なら、名刺の持ち合わせがないことも一緒に名前を言って
ご挨拶するところでしたが、
その時、私は名刺がないことに心を捕らわれていました。
それで、名刺を受けとりましたが
あせっていて、挨拶をする言葉が 出てこなかったのです。

丁寧に向かい合って「心から」挨拶をすればいいことなのですが
名刺を渡す、という「形」に心(意識)が向いていたのです。
あとで気づいて、そんな自分にショックでしたが
それもその時の自分。いい経験をさせていただきました。

ささいな事の中に 自分を知ることができますね。
目に見える「形」を大事に思っていたか
目に見えない「心」を大事に思っていたか

気づきながら、わが身をあらためていこうと思います。反省。

実は、後日談があります。
私はその捕らわれの気持ちがあって、十分な挨拶ができなかったことを
手紙に書いて、名刺を入れて 和尚さまへお送りしました。

すぐに、和尚様からお返事が届きました。
あまりに優しい言葉にあふれていて 思わず涙がでてきました。

言葉は、大事にしたいですね。
心のこもった言葉は 心に響きます。
言向け和す(ことむけやわす)
言葉で幸せな地域社会が広がりますように。
できることから 行動しましょう。ご一緒に。
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小噺番組をお聞きいただけます。

http://honmaru-radio.com/category/honmaruhonmarutokyo_south/

では、小噺です。

【寝ぼけ】

夜更けて、表の戸をしきりにたたくものがある。
ぐっすりねむっていたのが、
その音で眼をさまし、びっくりして、
「だれだ?だれだ?」ときいた。
外で、
「おれだ!あけてくれ」とどなる。
「ハテ、おかしいな!おれだっていう。
おれはここに寝ているんだが」

【柱という字】

「おい、はしらという字はどう書いたっけな」
「うん、はしらという字は、こういう風に木へんを書いて、
その右へ主人の主を書く」と、宙に書いて見せて、あとで手をふって消した。
「おいおい、畳のうえにでも書いたのなら消すのもわかるが、
宙に書いたものを消すことがあるものか、バカバカしい。」
「いや、消しておいた方がいいよ」
「どうして?」
「だって、人がつきあたるとわりいもの」

出典「思わず笑ってしまう本」 田辺貞之助著 潮文社

お後がよろしいようで・・