11/3は、講演会『公益法人制度はどう変わる?! 〜NPO法人への影響は?〜』を開催しました。
連休初日の朝にも関わらず、定員いっぱいの30人の方々のご参加をいただきました。
講師には、政府税制調査会特別研究員であり、国立民族学博物館教授、国際NPO・NGO学会会長も務められている出口正之さんをお迎えしました。
講演では、公益法人に対する「期待」と「懐疑」の2つの潮流の中、制度改革の論議がどのように進み、どのように変わったのか、といったことについて、非常に具体的な話も交えながらお話をしていただきました。
出口さんは、今後市民の側で必要な動きとして、税調に「現場の声」をたくさん届けてほしい、と繰り返し話されました。財務省のHPの中に、税調あての意見を直接募集しているページがあるとのことで、ぜひ利用してもらいたい、とのことでした。
よせられた全ての意見は(メールアドレスなどの個人情報を除いて)そのまま各委員に届けられるとのことで、現在NPOからの意見は非常に少ないとのことでした。NPOの実態に即した議論をしてもらうために、ぜひ積極的に意見を寄せていただきたいと感じます。
税制に関する意見募集のページへは、以下の手順で。
「財務省HP」 → 「税制」 → 「3.税制調査会の議論」 → 「意見の募集」
質疑応答の時間では、実感のこもった質問も出され、また参加された方の感想にも、「わかりやすいお話でよかった」との声がたくさんありました。
この講演会が、市民社会、NPOが活躍しやすい社会に向けての一石となれば、と願っています。
講演会の後は、箕面のNPO法人に関わる方々を中心に、交流会を実施しました。
講師の出口さんにも引き続いてご参加いただき、軽食をつまみながら、お互いの活動の様子などについて交流と情報交換とを行いました。
それぞれの活動が忙しく、なかなかお互いに顔をあわせる機会も少ないかも知れない中、こういった場を持つことができたことは大変意義深いことだったのではないかと思っています。
お忙しい中ご参加いただいた皆様に感謝しています。
N.M.