記念フォーラム「市民の寄付文化を考える」開催しました!

「市民が市民を応援する!市民活動応援ファンド」記念フォーラム
(%黄点%)市民の寄付文化を考える(%黄点%)を開催しました。

フォーラムみのおでは現在、「市民が市民を応援する!市民活動応援ファンド」として、市民活動団体の運営を応援するために市民からの寄付金を募る取り組みを行っております。

今後市民活動が元気になっていくためには、市民が市民活動を応援する仕組みや気運を創っていくことが大切です。
市民活動応援ファンドの取り組みをよりすすめていくためにも、市民の寄付文化を考える今回の催しを企画しました。

(%紫点%)前半は、柏木宏さん(大阪市立大学大学院創造都市研究科都市共生分野教授)による基調講演でした。「市民の生き方としての寄付文化−アメリカから日本へ」と題し、アメリカでのNPOへの寄付事情を中心に、様々なデータとともにお話をしていただきました。
(%緑点%)アメリカの規模の大きさにも驚かされますが、NPO側からの寄付を求めるアプローチが、質的な面でも量的な面でも成熟していることを強く感じさせられました。様々な制度の点でそれが促されている面ももちろんありますが、日本でも、NPOの側からできることがまだまだあるのではないかと考えさせられました。

(%赤点%)後半のパネルディスカッションは、「NPO法人しみん基金・こうべ」事務局長の江口聡さん、フォーラムみのお事務局長の須貝昭子、豊中市政策企画部長の田中逸郎さん、それに基調講演で講師を務めていただいた柏木さんがパネリストを、フォーラムみのお理事長の直田春夫がコーディネーターを務めました。
「寄付した人が誇りをもてるような寄付を」(江口さん)、「使途が分かった寄付でないとなかなか集まらなくなっている」(須貝)など、それぞれの立場での取り組みの経験を踏まえた報告に続き、寄付税制についての話など、会場との質疑応答も行いました。

(%青点%)終盤、「寄付をもらうには寄付者との信頼関係が必要、信頼関係を築くには2〜3年必要と思ったほうがいい」という言葉がありましたが、寄付を募るという行為は、団体のミッションについての理解を広げていく過程なのだということを改めて感じました。
いちNPOとしてその努力を大切にしたいと思うとともに、中間支援として、その3年間を2年8ヶ月くらいに縮められるようなサポートができれば、ということも感じました。(NPO全体の信頼度のアップ)

(%黄点%)予定時間を大きく超過してしまい、お忙しいところご参加いただいた方には申し訳ありませんでしたが、講師、パネリスト、会場の方々のおかげで充実した内容のフォーラムになったと思います。ご参加されたみなさま、ありがとうございました。