協働のルールづくり第3回研究会 開催

(%音符1%)協働のルールづくり第3回研究会が、3月23日(火)13:30〜16:00に開催されました。参加者は、市職員とNPO関係者など合わせて41名の方々でした。

「あいち協働ルールブック2004」など愛知県の視察報告を行った第1回、滋賀県での事例をお話しいただいた第2回に続き、今回はここ箕面での具体的事例から協働について考えました。

〈講師・コーディネーター〉
(%黄点%)有田典代さん(特定非営利活動法人関西国際交流団体協議会事務局長)

【事例1】 箕面の山大掃除大作戦
(%緑点%)〈発表者〉 箕面の山パトロール隊 事務局長 稲井信也さん
(%青点%)〈関係課〉 市民部環境クリーンセンター環境整備課 中井浩己課長

【事例2】 外国人の医療通訳
(%赤点%)〈発表者〉 みのお外国人医療サポートネット 運営委員 本吉京子さん
(%青点%)〈関係課〉 市立病院医療サービス担当 早瀬政広参事

今回はまず最初に、2つの具体的協働事例についてご報告をいただき、その後、箕面市でのNPOとの協働状況について全般的な報告、続いて有田さんに講演とワークショップをすすめていただきました。

「箕面の山大掃除大作戦」の事例では、お互いにどのように資源(持ち味)を提供しあったかを非常に具体的に説明していただきました。
(%青点%)市→信用力、設備(ごみ処理)
(%赤点%)NPO→ネットワーク力(広範に協力を巻き込む)、情報(どういった場所にごみが廃棄されているか)、など

また「外国人の医療通訳」では、医療サービスを必要とする外国人の状況と、具体的な活動の様子などを紹介していただきました。
その中で、外国人が医療サービスを受ける場面として妊娠・出産の割合が高いことや、外国人へわかりやすいよう医療通訳を行っていくことが日本語の医療用語・説明をよりわかりやすくすることにもつながっていることなどが紹介されました。

その後箕面市のNPO担当課の文化・市民活動促進課から、箕面市全体について

(%緑点%)「NPOと委託契約またはNPOが指定管理を行ったもの」
(%紫点%)「NPOと協働で行ったもの」(企画・事業立案参画、共催・実行委員会、補助、事業協力・協定)

について、平成20年度実績の一覧を紹介されました。

(%音符2%)後半では席をラウンド(円形)に変更し、参加者それぞれが

①協働のために最も必要なこと
②パートナーシップ推進員に求められること(期待されること)

を一言ずつで紙に書き、順番に発表していきました。

年度末の忙しい中でしたが、業務の関係で途中退席しなくてはいけなかった方を除き、市職員とNPO関係者がほぼ同数最後まで残って意見を交わしていただきました。
今回の具体的な事例を通して、「協働」について一定イメージの共有ができたのではないかと思います。

今年度の研究会は次回3月30日の第4回をもって一つの区切りとなりますが、「協働」について考える取り組みは次年度も続けていきたいと考えています。(%ニコ男%)