今年は、「こども」がキーワードの人権セミナー

(%エンピツ%)事務局長のお出かけ日記(%ニヤ女%)

(%紫点%)毎年開催される箕面市職員課主催の人権セミナーの1コマのコーディネートを引き受けて、今年で6年目になります。今年も2月2日にさまざまなテーマに沿ったNPOを紹介しました。

(%赤点%)今回のテーマは、「自分らしく、自由で豊かな生活を送るために〜子どもたちを取り巻く環境を市民活動の視点から考える〜

(%紫点%)最近、世間を騒がすような子どもが犠牲になる事件や、子どもを取り巻く厳しい環境など、暗いことが多くなっていますが、果敢に立ち向かって活動している3団体を紹介しました。

(%CD%)「NPO補助金制度」から「みのお市民活動支援金制度」に今年度移行しているの事もあって、今年度申請交付された団体を中心に、3つの団体を紹介しています。

(%紫点%)トップバッターは、スマイルシードの國仙谷直美さんと阪東行子さん。障害を持つ中高生の放課後の居場所の必要性を啓発しようと啓発チラシを作成し運動しています。スマイルシードの課題を、関心ある市民団体や個人が集まって検討する「放課後検討会」も始まっています。そんな状況を、紹介してくださいました。一方で、
障害を持つ息子さんと一緒に経験した、市内の心ない市民から攻撃受けた話など、つらい現実もひしひしと伝わる話でした。
 
(%紫点%)2番手は、NPOフローラの金森千鶴子さん。暴力を受けた女性や親子のためのシェルター事業を、長年されている団体です。NPO補助金制度では、平成14年と18年に交付を受けて事業を実施して、現在は箕面市の委託を受けながら、DVの防止の啓発とシェルターの運営をされています。具体的な数字や、シェルターを利用する女性の厳しい現実など、リアルに淡々と話され緊張感のあるお話でした。

(%紫点%)最後は、@schoolの渡剛さんです。阪大に在学中の学生さん中心に、一人親家庭の子どもを対象にした「新たな奨学金制度」を作る為の塾事業やイベント等を開催する団体です。代表の渡さんは、幼少のころから母子家庭に育ち、経済的・精神的に困難な状況を経験したことを活かして、熱い思いで活動しています。起業家としても注目を浴びて、昨年末にはテレビ「ガイアの夜明け」でも取り上げられました。

(%王冠%)3つの団体の熱い発表に、参加者の皆さんのアンケートには、「とても共感した」、「厳しい現状を知らなかったので知る機会になった」、まだまだ差別が市内にある現状を聞いて行政として協力できることは何かを考えると、まずは情報提供だと思った。」など、胸に響いたセミナーになったようです。