みのお未来市民フォーラムの第2回「まちをあげてのCSR フェアトレードでまちづくり」を実施しました。
講師は、株式会社福市の高津玉枝さん。マーケティング会社を経て、フェアトレード会社を立ち上げ、東北支援のプロジェクトも手掛けていらっしゃるエネルギッシュな方です。
講演は、ワークショップをはさみながら、フェアトレードについて抱くイメージを共有したり、フェアトレードを広げる方策を参加者と一緒に考えました。NPO関係者、行政職員、学生、ビジネスマンの方から、様々な意見が交わされました。
後半は、フェアトレードをまちぐるみで推進するフェアトレードタウンについて、高津さんから海外や日本の事例を紹介していただきました。フェアトレードタウンは、海外の生産現場にとって良いだけでなく、推進地域の住民が地域に誇りを持ったり、地域活性や協働が進んだり、といった効果もあるようです。
点での取り組みが面になっていく動きは、フェアトレード運動に限らず、いろいろなNPOにとっても参考になるはずです。市民、行政、商業者、学校、議会が一緒になって取り組むフェアトレードタウン運動は、協働のまちづくりの象徴的な取り組みと言えるのではないでしょうか。
フォーラムが終わった後の懇親会でも、箕面でフェアトレードタウンにするにはどうすればいいかという話に花が咲いていました(%笑う女%)
≪次回のお知らせ≫
■□■ 地域編 ■□■
『地域のお困りごとは地域の力で! 〜ソンミサンマウルに学ぶ〜』
韓国ソウルに、「住みたい街」として人気のあるソンミサン・マウルという地域があります。共同育児施設やコミュニティカフェ、市民劇場、代案学校など、自分たちに必要なものを自分たちで創ってきたこの地域の事例をもとに、これからの地域社会と住民の
関係について考えます。
[日時]9月21日(土)13:30-16:00
[講師]桔川純子さん(NPO法人日本希望製作所副理事長)
東京生まれ。大阪外国語大学大学院外国語研究科修士課程東アジア語学専攻修了。韓国慶熙大学修士課程留学後、女性の健康に関わる
NGO等の勤務を経て日本希望製作所日本支部設立に関わる。日本希望製作所では、日韓の交流事業の支援、調査・研究事業に携わる。また、成蹊大学、明治大学、法政大学で非常勤講師も務める。
[定員]30人(事前申込み制・先着順)