今週からインターンシップで来ている龍谷大学3回生の角井功基さんに、8月31日に箕面こどもの森学園で行われた「RIDEF(フレネ教育者国際集会)2016@ベナン 報告会」に参加してもらいました。下記は、角井さんによるレポートです。
(写真は、箕面こどもの森学園のブログよりお借りしました)
8月31日の箕面こどもの森学園で行われたRIDEF(フレネ教育者国際集会)2016@ベナン(西アフリカの共和国)の報告会に参加しました。RIDEF(リデフ)というのは、世界中で「※フレネ教育」をしている教師が2年に1度集まり交流するイベントです。「アフリカで学んだフレネ教育」というテーマで、RIDEFに参加した3人のスタッフが、ディスカッションを交えながら報告会を行いました。
最初に、ベナンとはどのような国なのか、開催場所に選ばれた理由などの説明から始まりました。およそ25カ国ほどの国がRIDEFに参加していたそうですが、アジアでの参加は日本だけで、アジア代表として参加してきたと話していました。他にはベナンの小学校に見学に行ったことを話してくださいました。ベナンでは小学校から卒業試験や留年があったり、見学に行った学校にはパソコンがないため校長室の黒板に先生の個人情報がすべて書かれていたりと、日本だと考えられない内容に参加した人は非常に関心を持って聞いていました。他にも3人が参加したワークショップの内容など、色々な話を2時間ほど話していました。
スタッフ3人がディスカッションをしながら話をしていくので、わかりにくいことがあると、他のスタッフの人が質問して内容を掘り下げてくれるので、フレネ教育やベナンのことをよく知らない私にも理解する事ができました。
私は、NPOのフリースクールでスタッフをしています。こどもの森の教育において個性の尊重を大事にされているところが、私がスタッフをしているフリースクールの考えと共通していました。RIDEFでの交流会の際にフランス語が話せない人のために、その人が理解できるまで待ってから、次に進んでいくという提案を他国の人がしてくれたという話を聞いて、言葉が話せないという個性を理解し尊重することで、言葉が話せなくても人との繋がりが出来て自信に繋がると考えました。他国でも同じような考えの人がいることがわかって、自分の活動に自信を持つことができました。
※フレネ教育とは・・・
(箕面こどもの森学園のHP)