全国遷延性意識障害者家族会「わかば」がNHKの取材を過日受けました。
放送は、当初6月6日の予定でしたが、6月13日(水)に放送される予定です。
(国会中継などにより変更する場合もあります)
☆ 放送日時 : 19年6月13日(水) 8:35〜9:25
☆ 放送局等 : NHK総合テレビ 生活ホッとモーニング
http://www.nhk.or.jp/hot/
もう一度 あなたと話したい
「遷延(せんえん)性意識障害」(脳挫傷などで意識喪失のまま長期生存する状態)の患者が増えています。救急医療の進歩により、以前なら死に至った交通事故被害者や脳卒中患者が、脳に障害を受けながらも生存するケースが増え、およそ2万人の患者がいると推計されています。これまでこうした人々は、回復は望めないとみられ、病院や介護施設から敬遠されてきました。ところが最近、絶え間なく刺激を繰り返し、リハビリを続ければ、回復する場合も多いことが分かってきました。千葉療護センターは遷延性意識障害専門の医療機関。看護師がマンツーマンで患者につき、呼びかけを繰り返すなどして、わずかな反応でも見逃さないようにしています。例えば、指が動いた場合は、指の機能を強めるリハビリを行い、目が動く場合は機械などを使って目だけでコミュニケーションがとれるようにしていきます。その結果、6割の患者が何らかの意思疎通ができるようになり、2割は口で食事をとれるまでに回復しています。もはや奇跡ではなくなった、意識障害からの回復、その現場を見つめます。