日本脳外傷友の会(JTBIA)第9回全国大会が、10月3日・4日に広島県廿日市市で開かれ、北は北海道から南は沖縄県まで全国各地から約500名の参加者で盛大に開かれました。
10月3日は午後から 「高次脳機能障害者支援普及事業支援コーディネーター研修会」 と 「JTBIA運営委員会」 が開かれた後、夜の「参加者歓迎交流会」では全国から集まった当事者や家族がお互いの悩みなどを話しあっていました。
10月4日はまず、開会式典が行われました。
主催者挨拶、来賓挨拶、大会役員・実行委員紹介の後、当事者活動奨励賞の表彰も行われました。
この奨励賞は、「パイロットクラブ・日本」様からいただいた寄付金を元手に昨年から行なわれているもので、21年度は4人の方が受賞されました。
○ 高山 仁志さん(音楽活動=バイオリン NHKTV「きらっと生きる」出演など)
○ 常石 勝義さん(あふれる笑顔で努力の毎日 フルマラソンに挑戦・完走)
○ 鈴木 教子さん(絵画制作 「しずおか」会報の表紙を担当など)
○ 佐藤 珠代さん(絵画制作 「しずおか」会報の表紙を担当など)
第1部の講演は、厚生労働省から高次脳機能障害に対する国の取り組み状況、広島県から県内で行われている医療から地域へのネットワークづくりについて、岐阜医療科学大学阿部順子氏から家族会と専門家の関わりなどについて発表されました。
午後からの第2部では、「 〜繋ぐ〜 時を、場を、人を、未来のために 」と題して、
前半はお二人の当事者とご家族の体験を直接話してもらい、
後半は脳損傷後遺症を持つこどもの家族会「シェイキング・キッズ」のメンバーお二人のお話を聞きました。
この間、別の部屋では「高次脳機能障害者の交流 & ワークショップ」が開かれていました。
最後に大会アピール文の採択、次期開催地の「奈良脳外傷友の会あすか」の紹介が行われ、2日間の第9回大会が終了しました。