JTBIA第8回全国大会2008inいわて

日本脳外傷友の会第8回全国大会 2008inいわて が10月3・4日に開催されました。
 3日のコーディネーター研修会、脳損傷リハビリ講習会、大会歓迎交流会に引続き、4日は大会式典、「支えて、支えられて、私たちの力(第1・2部)」、ワークショップ、ポスター発表が行われました。

午前中は約400名の参加者によりホールで全国大会開会式典が行われ、主催者挨拶の後、パイロットインターナショナル日本とJTBIA連名による当事者活動奨励賞・特別賞の贈呈式と受賞者へのインタビューが行われました。
 音楽活動部門の受傷者は、コロポックル道南支部 デュオ「りぼん」様です。
 交通事故で高次脳機能障害者となってしまったナミさんが作詞した詩にスタッフのタッカさんが曲を付けライブを行っています。(りぼんのHPはこちら)インタビューの後、りぼんのデュエット演奏が披露されました。

文化芸術部門は豊橋市 笑い太鼓 星川真広様が受賞しました。
 自動車事故で脳を傷つけ、左目失明・右半身麻痺などが残った星川さんは、事故後も絵を描き美術展で入賞しています。

先の北京パラリンピックで金・銀メダルを獲得した脳外傷友の会ナナの石井雅史様が特別賞を受賞しました。
 元競輪選手の石井さんは、01年に練習中に自動車と衝突。記憶が途切れ、思考力が低下し、集中力が続かなかったのを自転車に触り跨ることで序々に昔の感覚を取り戻し、遂に北京パラリンピック 自転車男子1000mタイムトライアル(脳性マヒ)で金メダル・3000m個人追い抜きとロードタイムトライアルで銀メダルを獲得しました。
 インタビューでは「金メダルは家族、Drやリハビリチーム・JCADのスタッフ、などなど皆さんのお陰です」と話していました。

大会式典の後、休憩を挟んで「支えて、支えられて、私たちの力(第1部)」が行われました。
 インタビュー方式による当事者の就労報告が行われた後、新しく家族会を立ち上げた中から①秋田「ぶりっ子」の工藤さん ②山形「さくらんぼ」の櫻井さん ③福井「福笑井
」の平井さん が、家族会設立までの苦労や当面の活動など それぞれの地域での歩み始めた家族会の様子を話してくださいました。
 その後、いわてリハビリテーションセンターの上田さんと、東北厚生年金病院の原田さんが、それぞれの地域で行っている支援コーディネーターの活動内容について話されました。
 お昼休みには、08年NHK全国音楽コンクールで優勝した盛岡市立山岸小学校の合唱が疲労されました。