NPO法人ブレーンヒューマニティからうまれたChance for Childrenの教育バウチャープロジェクトが,いよいよ始まるみたい.

このバウチャーの取り組みは素晴らしい.
http://www.cfc.or.jp/

NPO法人ソーシャル・デザイン・ファンドのNPOビルプロジェクトなども,根本にある問題意識は同じ.
学歴と親の所得が比例するっていうのは,先進国ではない.
うちは大学生に特化していくので,うまく連携したいな.

バウチャーは大学での講義や講座でもメインテーマとしている考え方.
合理的&効率的.

選択権をサービス受給者(この場合貧困に直面している子ども)に委ね,サービスの選択肢を増やしていけば(ビジネスチャンスなので自然と提供者は増える),自ずと質の高いサービス提供者だけが残る.

受益者・購入者が自らの意思で選択するから,結果として,レベルの低いサービス提供者は淘汰される.

ブレーンヒューマニティも”選択肢の1つ”としていて,潔いというか,「分かってるね!」.
課題は,やはりフローの資金(バウチャー換金用)につきるはず.
サービス評価については利用者の自由選択が担保するので,寄附者や資金協力者は,優れた効果・成果を期待できる.つまり,寄附者が応援したいのは貧困に直面している子どもであって,特定のNPOではないはず,だけど現状は特定のNPOに寄附するしかない,という矛盾が無くなる.

うーーん,だけど,フローの資金を毎年確保するのは,難しいぞ...

どうするつもりなんやろ?

※以下余談
NPO・社会起業家支援とかも,起業希望者にバウチャーを配って(兵庫県の税金でね),自由にサポートサービスを選んでもらえばよい.
それこそ,失業者やホームレスにバウチャー配って(国の税金でね),自由に就職支援サービスを選んでもらえばよい.
そうすれば国・行政の管理コストが大幅に減って,怠慢ハローワークも消滅するし,意味の無い講座事業に寄生してる専門学校も駆除できる.
合理的(%音符2%)