今日は塩竈本町通りにある通称「くるくる広場」で青空会議。すでに先月末の役員会で「大漁旗ツリー」の実施は決まっていますが、改めて現場でまちづくり研究会のみなさんに制作の意図や進め方などご説明しました。
私のアート作品は基本的に作品がモノとして価値をもつのでなく、それを通してものの見方が変わったり、人と人との関係性に新しい光があたったりするもので、いわば商店街の商売とたいへん似通ったところのあるものだと思います。お店でもモノをただつくるのでなく、あるいはつくったりせず、それをどのように使うとと価値があるか、あるいはそれを通すと生活スタイルがどのように変わるかを提案したりするわけで、ある意味、アートな視点を提示できる人(お店)はおもしろい人(お店)なのだろうと思います。

しかし何より問題となったのはツリーの耐久性。大漁旗は横3メートルという巨大なもので、これを数十枚並べたものに突風が吹くとたいへんな力がかかり、旗をとめている穴がさけてしまうだろうとのことで、スリットを入れる、縦線をたくさん入れる、3点でとめる、旗の数を減らして間を毛糸などで埋めるといった知恵がいろいろ出されました。
誰よりたよりにしているのが写真のおふたり。小泉魚網の小泉さん(手前)は港に近いところに会社があり、まちづくり研究会のメンバーではないのですが、オブザーバーとして、そして何より網の専門家として知恵をしぼってくださいます。また、隣のインテリアながいの永井さんは家具の設計から手がける方で、改めて大漁旗ツリーの図面を引いてくださるとのこと。ほとんどこの方たちにおまかせです。
寒い中、お集まりくださったメンバーのみなさん、どうもありがとうございました。プロジェクトは確実に前進中です!

(コメント:門脇篤