東北文化学園大学・山本研究室と連携!

東北文化学園大学の山本和恵先生と学生さんたちにはじめてお会いしたのは、今年の8月、「くるくる談義」なる催しが「くるくる広場」を舞台に行われたおりでした。それはおりしも山本先生を中心に、塩竈プロジェクトなる研究がかなり長い視野で始まった瞬間だったそうで、目下、さまざまなテーマをもって学生さんたちが塩竈に取り組んでいます。
そんな中、「大漁旗ツリー・プロジェクト」とベストなタイミングでヒアリング調査やアンケート調査を行う学生さんがいらっしゃるそうで、いっしょに町をめぐったり、そこから得られた結果をもとにレポートをまとめるだけでなく、そこからアート的な取り組みを行ったり、大漁旗制作のおりに模型を展示してアンケートをとったりといったコラボレーションの可能性を、今日、大学におじゃまして打ち合わせさせていただきました。

ヒアリング調査を予定している学生さんが、今はなくなってしまった集いの場を60歳以上の方にお聞きするものであったり、あるいは集いの拠点を提案したいと初期段階の模型を見せていただいたりと、何かたいへん初々しい元気をいただいたような感じです。
また、山本先生から見せていただいた昭和初期の塩竈本町通りの地図は実に衝撃的なもので、いつまでながめていてもあきません。
その場からつくるアーティストとして、本当にこうした営みには動かされます。

(コメント:門脇篤)