塩竈ウォーキング(18)「北浜沢乙線」

本町通りの一本北側に、現在工事中の道路があります。県道・北浜沢乙線。以前はここを川が流れていたそうで、写真は川があったころの古い写真です。古いといっても車も走っていますし、町の方に聞いても「ついこの前まで川だった」とみんな口をそろえて言うのでそんな昔のことではないようです。
しかしこの川、台風や大雨のおりにはあふれだしてしまうため、暗渠にすることが決定し、上を道路がはしることになったんだそうです。

そしてこの写真が現在工事中の北浜沢乙線。川が流れていたところです。
昔の地図を見たり、土地の人の話を聞いて歩くのも、塩竈のような歴史のある町の楽しみ方のひとつです。
道はどんどん広く、まっすぐ、便利になっていきますが、車では見のがしてしまうこと、歩く速度でしか味わうことのできないものが、歴史をもった町、情報化される以前からつづく町にはたくさんあります。

(コメント:門脇篤)