アート・ウォーク参加アーティスト・越後しのさん、本町商店街を下見

仙台の若手アーティストの中でも評判の越後しのさんが塩竈入り。いい陽気の中、本町通り商店街で展示場所の下見を行いました。
まず越後さんの目にとまったのは「浦霞」で知られる佐浦さん。歴史ある風合いの軒下に代表作である毛皮で作った「ゆきを」をぶらさげたイメージを語っていただきました。

その後、ゆっくりと西へと通りを歩いて行くと、ちょうど定休日の「やまだや」さんの前で足が止まります。
「もう、これは勝てませんよ」
「やまだや」さんの店先の張り紙やショーウィンドーの置き物など、どれもアートの琴線のふれるものばかり。
これをきっかけに、見るものふれるものにどれも大喜びの越後さん。特に釜の前ちびっこ公園をいたく気に入ったようです。
「こんな公園はじめてみました。すばらしいです」
すっかり塩竈の魅力にはまってしまったようです。

熊久さん、ひろ埜さん、只野さんなどにごあいさつし、永井さんのところのふくろうを堪能した後、今忠商店前の犬ちゃんをなでていると通りを歩いていたおばあさんに声をかけられ、すっかり塩竈を満喫した越後さん。
「町自体がすごいアートなので、もうワタシの出る幕じゃないかも」と言いつつも、いったいどんなアートが塩竈との出会いによって生み出されるか楽しみです。
帰りは壱番館にのぼり、ふれあいエスプにもよって帰っていきました。

ところで、宮城県気仙沼にあるリアス・アーク美術館では、美術館の企画で越後しのさんの個展が5月20日(日)まで開催されています。この機会にどうぞご覧下さい。

(コメント:門脇篤