門脇篤「大漁旗プロジェクト2007」

私・門脇の「もとまちアート・ウォーク」への出展作は、昨年暮れに「まち研」のみなさんとつくった「大漁旗ツリー」に引き続き、大漁旗をテーマにした作品「大漁旗プロジェクト2007」です。

「大漁旗ツリー」は、古い大漁旗、かつて栄えた塩竈の象徴としての大漁旗を今はつぶれてしまった銀行の屋上からツリー状につるす、というものでしたが、今回制作をすすめているのは、いわば新しい大漁旗、それぞれに特色あるお店づくりをすることで不況をくぐりぬけ、シャッター街となりつつある塩竈・本町通りにあっても元気に光を放っている「まち研」をはじめとするお店一軒一軒の大漁旗をデザインし、これを掲げることで、新しい塩竈・もとまちの出航を祝おうというものです。
「旗」は名刺サイズに印刷し、各店舗にお配りして「アート・ウォーク」期間中、店先にステッカー感覚ではっていただくとともに、すべてを集めたものを仙台銀行塩釜支店のギャラリーに展示します。また、オープニングの1週間は、くるくる広場や藻塩焼神事(県無形文化財)の行われている御釜神社、そして釜の前ちびっこ公園など商店街にいたるところに出航テープのように結ばれた毛糸につけて展示する予定です。

(コメント:門脇篤