仙台在住、温泉で知られる秋保にアトリエを構える木彫家の髙橋健太郎さんは、2003年に制作した作品を梅花堂さんに展示します。
この作品はとても繊細かつ見ていて実にいいもので、健太郎さんはその後スケール感と力強さをもったインスタレーション作品を多数発表していくのですが、そうした中にあって、そっと心の中に咲きつづけている、核のようなものなのではないかと思います。
やしの実のような実と、中からのびた花。もちろん、すべて彫ったものです。目下、展示に向け手手直しを行っていただいています。
(コメント:門脇篤)