Dracoの独り言(vol.58)「亥年」

あけましておめでとうございます

皆様新年を如何お過ごしでしょうか。
半年振りの「独り言」です。今まではメーリングリストに掲載していましたが、今回からブログへ引っ越すことにしました。初めての方もいると思いますが宜しくお願いします。

今年は亥年です。
「亥」は「閡({門<亥})」(がい:「とざす」の意味)で、草木の生命力が種の中に閉じ込められた状態を表しているとされています。「山より大きな亥(猪)は出ぬ」とは、「入れ物より大きな物が入っていることがないように、誇張にも限度がある。」ということらしいですが、少しでも自分自身の器を大きくしたいものですね。 また、今年は2007年問題が大きく取りざたされています。2007年問題とは2007年における団塊の世代の一斉退職に伴い、発生が予想される問題の総称を指します。 その中でも、一番の注目は退職問題です。定年を60歳とすれば、1947年生まれを中心とした団塊の世代の退職者が最も多く発生するのが2007年といわれているからです。 企業においては、マニュアル化しづらい固有の技術、いわゆるノウハウの継承が困難になる恐れのみならず、それによって企業活動自体が停滞する恐れがあると認識されるようになってきました。 特に、製造業、なかんずく職人的作業や機械化が困難な作業の多い企業において、特に危機感が強いようです。どうしてノウハウの伝承が遅れてきたのかは多様な意見が存在するでしょう。ただ今後の日本社会全体の競争力などを考えると、極めて憂慮しなければならないものです。 皆さんはご存知ですか?「伊勢神宮は20年ごとに建替える。」もったいないですね〜。なぜでしょうか? 伊勢神宮の建替えの最大の目的は、「複雑な建て方をする宮大工の技術継承を、20年ごとに実物でしないとベテランからの継承が十分に出来ないからだ」という説があるのです。 青年の会のノウハウの継承は十分ですか?

長くなりましたが、本年も宜しくお願い致します。