五島キャンプ

ごぶさたです。初めての方もいらっしゃると思います。
2年間青年の会でお世話になった塩路です。
さて今年、僕は「スローライフ」をテーマに、大阪の子どもたちと長崎の五島列島でキャンプをしてきました。その概要を報告します。

表題:「今年は五島列島だ!!お寺deキャンプ」
テーマ:スローライフ
日程: 7月21〜23日(土〜月)
場所: 長崎県五島市 大蓮寺・さんさん富江キャンプ村・高浜海水浴場 他
参加者:子ども23名
スタッフ:9名(キャンプ責任者1名、PD 1名、班付スタッフ5名、保健・マネージメントスタッフ2名)
※キャンプ責任者とは青年の会でいうキャンプ長。
※PDとは、プログラムディレクター。プログラムの責任者。
 青年の会でいう運営のチーフの役割。
※マネージメントスタッフとは、運営と食料の役割。

プログラム:
7月21日(土)
7:00伊丹空港→(飛行機)→長崎空港→(バス)→(徒歩)→長崎港→(高速船)→福江島福江港→(バス)→14:30さんさん富江キャンプ村<すけ漁体験・自炊(バーベキュー)・シャワー>
20:00お寺(大蓮寺)へ移動<お寺で宿泊体験(住職からの講話・お経)>
22:00子ども就寝

7月22日(日)
7:00子ども起床・お寺清掃
8:00お寺出発・キャンプ場へ徒歩移動・朝食・着替え・海水浴準備
9:45キャンプ場出発→(バス)→海水浴・ビーチ遊び昼食→シャワー・着替え→(バス)→温泉→(バス)→キャンプ場<夕食準備(長崎皿うどん)>
22:00子ども就寝

7月23日(月)
7:00子ども起床・朝食・荷物整理
9:45キャンプ場出発→(バス)→お寺到着・あいさつ→(バス)→福江港到着
11:10グラスボート・昼食
13:25福江港出発→(高速船)→長崎港→(バス)→長崎空港→(飛行機)→19:55伊丹空港→解散

<プログラム評価>
まずは、「スローライフ」という言葉の定義から。もともとはゆったり豊かに暮らすということ。キャンプをすること自体がスローライフと言っても過言ではない。
五島列島という島でのキャンプ。公共交通機関を使っての移動。海での「すけ漁体験」。大蓮寺というお寺で宿泊体験。海プロ等々、プログラム内容としては十分であった。
すけ漁とは、海岸を石垣で囲い、潮の干満を利用して魚を捕獲する方法であり、古くからこの地方で漁をする際に行われていた手法である。網を使って魚を捕まえること、捕まえたときの子どもたちの笑顔をみているとプログラムとして十分評価できる。
大蓮寺での宿泊では、正座をして合掌。正座をして住職の講話等もあり、またみんなでお堂に寝るということは、おそらく子どもにとっては初めての体験であった。
海プログラムでは、むちゃむちゃ水がきれいな海でした。遠浅の海では、ずーっと沖の方まで歩いていけて、子どもたちでもかなり沖まで遊びにいけた。こんなすばらしい環境で泳ぐことができる、この体験はかなりすばらしい。子どもたちの様子をみていても、海に入っているときが一番生き生きしていたように感じられた。
グラスボートでは、普段はテレビなどでしか見ないような熱帯魚をはじめ、さんご礁などもみることができて、海の中を自分の目で確かめられたということは大きな体験であった。

<マネージメント評価・スタッフ評価>
スタッフ不足は否めないところ。当初の予定では子どもは4グループ。マネージメントスタッフとして3人の予定であったが、キャンプ直前に子どもが3人追加ということがあり、急遽5グループになったことが原因。
マネージメントに関してはスタッフ不足。しかし、だからと言って悪いことばかりではなく、キャンプを子ども達と作っていくという点では、子どもたちにできること、自分達でできることはできるだけする!自炊器材の準備から、タオルケットなど就寝時に必要なものの準備等々。普段の生活では親がやってくれていることも、ここでは自分でしなければならない。そのような体験も十分評価できる点である。
下見に関しては、キャンプ場が遠いということで、下見に行ける人数(3名)が限られていたことから、本番キャンプに入って、臨機応変に対応しなければならない部分が多分にあった。やはり下見の重要性は再確認させられた。

さて、もうすぐ青年の会も「子どもキャンプ」ですね!
僕は今回のキャンプで、なにより笑顔で帰っていく子どもたちを見ていると、このキャンプを実施してよかったと本当に思った。キャンプって大変なこともあるけれど、それ以上に込み上げてくるものがあり僕は大好きです。
子どもたちのために、すばらしいキャンプになることを期待しています!

 塩路