ウサギはさみしいと生きられない

ウサギを1羽だけで飼うと、寂しさから死んでしまうという話をきいたことがあります。
人も一人では生きられません。

「ゲンカイシュウラク」—— 音で聞くとドキッとします。
「65歳以上の人口が半数を超え、冠婚葬祭など共同生活の維持ができなくなってきている集落」のことだそうです。
旧国土庁の調査では99年からの10年で400以上もの集落が消えるとの報告があります。
99年から8年経った今、どれだけの集落が消えたのでしょう。
少子高齢化だけではなく、林業の問題もからんでいるようです。
人手不足で森の荒廃が進み、ますます山が荒れ、人が離れていく…。

京都でも、行政、民間団体が協力して森林保全のための活動が行われています。
理想にはまだまだ遠いかもしれませんが、始めの一歩が大切です。
いろいろな原因が絡み合って、ひとつの現象が起こる。
いろいろな人の想いと行動が重なって、効果が生まれる。
「知る」ことの次は「行動」、そして「協同」。そんなことを考えた、梅雨の一日でした。
(吉岡)