養成講座7月21のご報告

この日は修了レポートの発表と修了書授与式がありました。

一期卒業生の風月・網谷コンビにより軽妙な司会で、
会場の緊張もほぐれ…というものの、
トップバッターの1班のメンバーは緊張の様子です。
しかし、発表が進むうちに次第に緊張もほぐれ、
若干時間もオーバー気味に…。

修了レポートは「私が見つけた文化財」がテーマで保存・活用することが望ましい建築物を各班で1件見つけて、現地調査、関係資料収集をして建築的特徴、文化的価値について考察を加えて保存・活用に向けて具体的な提案をまとめるというものです。
演習などのレポートと平行して修了レポートの作成を進めていくことになりますので、どの班もかなり苦労された様子がうかがえます。

染屋さん、能衣装の織屋さんなどは京都に住んでいながら、その存在を知らない人も多いと思います。まさに「私が見つけた文化財」です。やはり京都の物件が多く、他府県の建物は1件だけでした。

それぞれに興味深く、実現性のある提案もあり、今回レポートの対象となった物件に講座の卒業生がかかわっていけたら…と夢はふくらみます。
ひょうごヘリテージ機構(※1)の村上忠孝氏から発表ごとに暖かいエールを送っていただき、卒業生のますますの活躍が期待されます。

発表の後は修了証書授与式がありました。
永井規男会長(古材文化の会 )の式辞の後、西島篤行氏(共催:京都市景観・まちづくりセンター専務理事)から祝辞をいただきました。
今期は27名の受講生のうち7名の方が全科目履修されました。
履修できなかった科目は来期に補講を受けにきてください。
お待ちしております! 講義の後の一杯は格別ですよ(!?)

この講座にかかわれたことは私自身とても勉強になりました。
講師のみなさま、受講生、スタッフ、この講座にかかわっていただいたすべての方にこの場をかりてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

※1 ひょうごヘリテージ機構
「兵庫県ヘリテージマネージャー養成講習会」の受講生を中心として、養成講習会終了後に、ヘリテージマネージャーを核としたネットワークを構築した。このネットワークを、「ひょうごヘリテージ機構(H2O)と言う。
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<http://www.geocities.jp/hyogo_heritage/index.htm>