9月22日〜23日全国集会の報告

9月22〜23日、石川県輪島市で全国集会が行われました。
1日目は、輪島で土蔵修復の取り組みをされている水野雅男さん、萩野紀一郎さんのお話を聞いたあと、改修中の土蔵を案内していただきました。そのうちの1件は塗師をされている大崎さんの工房でもありました。作業場が使えなくなるということは、地元の産業の衰退にもつながりかねない問題です。そこで、なりよりもまず作業場を確保するため仮設工房がつくられました。*詳しいお話は輪島の土蔵修復活動のブログ5月6日を参照ください<http://wajimareno.exblog.jp/m2007-05-01/

見学の途中、左官職人の久住章さんにも特別講義(!?)をしていただき、
充実した時間を過ごすことができました。
夜の交流会では水野さん、萩野さんをはじめ地元の建築士の方たち、
それに久住さんにも参加いただき、楽しいひとときとなりました。
そのあと、水野さんの活動拠点である「あての家」へ私を含め数名でおじゃましたのですが…。送迎のバスは私たちをおいて宿へ。しかたなく暗い夜道を宿までトボトボと歩いて帰ることに。夜になると人通りも少なく、タクシーもなかなか通りません。心細くなりながらも酔いも手伝ってか「方向はあってるのか」「風呂はまだ開いているのか」と、あーだこーだと言ってるまに、無事宿にたどりつくことができたのでした。
お風呂にも入ることができて、ほっ。

2日目午前中は、見学コースとボランティアコースにわかれての行動。*輪島の土蔵修復活動のブログ9月24日を参照ください。
http://wajimareno.exblog.jp/
そして午後からは黒島へ。黒島は江戸時代末期は多くの人が北前船にかかわる仕事をしていて、最盛期には黒島の浦に40隻もの戦国船が浮かんでいたと伝わっています。角海家(角家)は、船問屋形式の家屋ですが、地震の被害にあい傾いていました。
角海家と同じ通りにある萩野さんがかかわっておられる改修中の現場を見せていただきました。時間に制約があり、足早での見学となりましたが、みなさん興味深く萩野さんのお話に耳をかたむけておられました。

水野さん、萩野さん、お世話になった輪島のみなさん、ご協力ありがとうございました。