中世の瓦づくり体験講座のご案内

奈良の元興寺、東大寺三月堂には1400年以上前の瓦が現存します。選定保存技術保持者の小林章男さんは、鎌倉時代の瓦を「息をする瓦」と表現されます。そしてそれは平窯で焼かれたものだからではないかとお考えです。
2007年に小林章男さんに指導いただき、平窯を復元築造しましたが、瓦制作の作業条件がととのわず、その平窯で焼いた平板瓦は、完成度の高いものではありませんでした。そこで今回は時間をかけて瓦を制作し、元興寺に残る行基葺き瓦を復元すること、当会で開催した甲乙塾で建てられた庵“甲乙菴”の屋根を葺くいぶし瓦を焼くことを目標に取り組みます。
瓦制作は、株式会社 瓦宇工業所(針町工場)、瓦焼成は京都府木津川市鹿背山の平窯で行います。
いかがでしょうか、この夢ある催事に参加してみませんか。

画像は2007の「平窯復元と瓦焼き体験講座」