7月19日、養成講座修了レポート発表会です。
修了レポートは「わたしが見つけた文化財」と題し、保存・活用することが望ましい歴史ある建物を各班で見つけ、調査や関連資料の収集をして、由緒・沿革、建築的特徴と文化的価値について考察を加え、保存・活用に向けての提案をまとめるというものです。午前中に2つ、午後から4つの発表が行われました。町家、お寺、レンガづくり・・・と建物もさまざまで、また場所も大阪、京都、奈良とまさしく「わたしがみつけた文化財」でした。
修了式では、古材文化の会、永井規男会長からの式辞に続き、京都市景観・まちづくりセンター専務理事 福島貞道氏から祝辞をいただき、全科目を修められた24名に修了証明書、惜しくも皆勤に至らなかった方には履修証明書が永井会長から手渡されました。今回の講座は37名の受講生のうち、24名の方が全科目を修められました。
調査やレポートをまとめるのは、班での調整が大変です。各自の時間の調整、役割分担など難しい面もあります。それでも、ひとつのことを協力してやりとげる経験は意義のあるものだと思います。
のべ14日間、60時間というものの演習レポートや修了レポートに費やした時間を考えると、仕事や学業など、忙しい時間をやりくりして受講される姿にスタッフとしても、刺激を受けました。現在、受講生の声を聞き反省もしつつ、課題を整理し次の講座にむけて取り組みを始めています。
最後にこの場をかりて・・・受講生のみなさん、ご協力いただきました関係者の方々に感謝するとともに、今後ともご指導賜りますようお願いいたします。