3回目の「伝統工法の町家改修技術を学ぶ連続講座」は光本瓦店の光本大助さんを講師に「使える屋根瓦の判別と改修方法」について学びました。講義では、古瓦を使用した施工例やどんな瓦が使える瓦なのか詳しく紹介されました。古い瓦でも良い瓦は十分長持ちします。今回の現場でも屋根から降ろされた瓦で凍害や傷、ゆがみの無いものを選別し、再利用する計画です。
また、古い瓦には新しい瓦にない風情があります。古瓦には古材文化の会が別の講座でお世話になった「瓦宇」の刻印が打たれたものもあり、今までの歴史にこれからの歴史がつながることを想像し、感慨深い思いがします。
光本さんには軽快な口調の中にも職人ならではの抱負な知識を披露いただき、参加者との質疑応答も活発に行われました。