9月5日14時から活マネ会の2010年スキルアップ見学会が行われました。参加者は、文マネ2期生を中心に18名が参加しました。
始めに、当初に予定した並河七宝記念館が臨時休業のため、近くにある無隣庵を訪問しました。
無隣庵は山県有朋の別荘として建築され、7代目小川治平の作庭として名高いものです。琵琶湖疎水を利用した岡崎周辺の別荘建築の中でも優れた着想による名建築と言えます。
その後、京都府立図書館で武田五一がデザインしたと言われる家具を拝見しました。現在は、建て替わっていますが先代の府立図書館は武田五一が設計したもので、今はファサードや階段が一部保存されています。明治の設計者は家具までも建物の一部としてデザインしたのです。
その後、あまりの暑さに平安茶寮で氷菓子を食べて一休みしました。
最後に、第2期文マネ講座の5班の発表したこれも武田五一の設計した関西美術院を訪問しました。関西美術院は平安神宮の東の通りである岡崎通りから少し入った住宅地に佇んでいます。玄関の表札や煉瓦の透かし塀は時間が止まったかのような趣があります。
スキルアップ見学会は17時頃に修了しましたが、その後、参加者の有志で懇親会を
行い、優れた建物を発掘し、保存する活動を始め、趣味のことまで幅広く交流を深めました。最後に、この見学会をお世話くださった風月さんに感謝です。(ひで)