9月10日にひと・まち交流館京都で「市場機構を活用した歴史まちづくりの挑戦」と題した日本不動産学会設立25周年記念シンポジウムが開催されました。事務局で手分けして参加しました。
私は、午前中のワークショップに参加しました。ワークショップでは広島市の都市整備局の新上部長からは公と民が協力して都市環境の整備に取り組んでいる事例が報告されました。広島ではNPOが500円の水上タクシーを昔の水路に施設を利用して運営しているそうです。聞きながら「使われていない琵琶湖疎水の施設を利用して京都市の観光開発を行う」と言う会員の熊田さんの提案が頭に浮かびました。
京都市からは、(財)景観まちづくりセンターの吹上次長が町家調査のことや今後の町家カルテを活用した町家のサポート体制などについて報告されました。
利に聡い不動産業界が町家などの歴史や文化に注目している動きに注目するとともに、持続可能な町家や民家の利活用になるようNPOとして注意していくことをこころに刻んだ2時間でした。
11日12日は石川県金沢市で金澤町家研究会の活動を学ぶ全国集会です。また、新たな学びと交流が生まれると楽しみです。(ひで)