関西美術院における文マネ報告会

10月24日の関西美術院で行われた報告会に参加しました。文マネ講座で班で取り組んだ活用提案は講座最終日の発表会でもプレゼンが行われましたが、今回は班の有志を中心としたメンバーと関西美術院の方々の企画で報告会が行われました。
このような形で講座が修了した後もメンバーで集まって活動をされていることを嬉しく思います。
今回の発表で個人的に面白かったのは関西美術院初代院長の浅井忠に師事した二人の画家、梅原龍三郎と安井曽太郎の対比です。梅原は「不器用を愛した画家」、安井は「器用」そして「器用さに負けない表現力を持つ」と。
同じ年に生まれた同郷の梅原と安井は同じ時期にフランスへと渡っています。

ここから先は、インターネットで調べたことですが、フランスから帰ってきた安井はスランプに落ちます。当時、異国で学んだ画家たちのたどる道ではあったとしても、もともと「器用」であった安井の苦悩はどれほどのものだったのだろうか。今回、初めて知った二人の画家ですが、もっと知りたくなりました。

今回は一参加者として、発表会を楽しませていただきました。
文マネ3期講座も募集が始まり、講座事務局、また古材文化の会としてマネージャーの支援、所有者へのサポートなど、できることは何なのかを考えていきたいと思います。(吉)