新『請人』制度による空き家利活用促進に関するシンポジウム

2月6日に奈良県橿原市の古民家での今井まちなみ再生ネットワーク主催の「新『請人』制度による空き家利活用促進に関するシンポジウム」に参加してきました。

このシンポジウムは大和町家バンクネットワーク(仮称)の取り組みの一環として行われたものであり、空き家の活用について江戸時代に大坂三郷や今井町にあった家主と借家人をつなぐ「請人」制度を現代の空き家問題の解決に活かせないかと開かれたものです。

特に、大阪市立大学大学院教授谷直樹氏が大坂の庶民の暮らしとその中での様々な知恵について話された基調講演「江戸時代の大坂三郷における長屋・借家くらし」を面白く聞きました。

借家や長屋の古民家の活用についてはまだまだ社会全体で工夫することがたくさんある事を改めて考えさせられたシンポジウムでした。(白)