『近年はどこでもある身近な建造物が文化財として意識されてきています。身近なものにも、むしろそうだからこそ文化財としての価値がある、ということが社会に認識されはじめ、それらを単に残すだけでなく、より積極的に生活の中に生かしつつ保存を図ろうという動きが多様に出てきました。そうなってくると文化財の保護・活用は専門家だけでは手に余ることになるため、これからは一般の人々の手を借りることがどうしても必要になってきます』—京都市文化財マネージャー育成講座パンフレットより