2月26日(土)、第3回活マネ祭りが西本願寺北側、聞法会館で行われました。毎回、生演奏でオープニングをかざっていただいております。今回は「風人(かじぴと)」による太鼓の演奏で祭りにふさわしく盛り上げていただきました。
伝統建築保存・活用マネージャー養成講座(以下、活マネ講座)修了生による活動報告を今回は6名の方にお願いしました。
松本隆則さんは、京都市文化財マネージャー育成講座の2期生です。修了課題である報告書にさらに手を加え、印刷物としてまとめる取り組みをされています。講座修了後も班のメンバーとともに活動しておられます。
町居久美子さんは、活マネ講座2期生で2009年9月より6ヶ月間「田舎で働き隊!」研修生として、愛媛県喜多郡内子町石畳地区にて生活し、研修期間終了後も地域に残り、農作業のアルバイトなどをしながら、「古民家カフェ」の運営や「大豆レボリューション」コーディネーターとして都市と地域をつなげる活動をされています。
中村利夫さんは、文マネ講座1期生。平成13年より静岡県「TOUKAI−0」にボランティアとして耐震診断は300棟以上。また、昨年より始まった静岡県独自の制度で文化財登録の支援などを行う専門家、静岡県文化財建造物監理士でもあります。
永松尚さんは、活マネ講座4期生。上賀茂伝建地区内の旧社家住宅の改修設計を手がけることがきっかけとなり、数寄屋大工職人らと独自の勉強会を開催しながら、上賀茂社家町の建築や町並みといった文化の継承に寄与できるような取り組みを行っています。
井上和子さんは活マネ講座4期生で元まちセン(※)職員。金沢で町家を借り、レンタサイクルのお店を始め、空き家の活用など人と人、人と家の「えんむすび」をしておられます。
最後は、桐浴邦夫さん。活マネ講座1期生。活マネメンバーに呼びかけて行われた文化財調査では、所見を担当されました。活マネメンバーによる国登録文化財申請へ向けた調査についてお話いただきました。
今回の活マネ祭りスタッフの多くは、京都市文化財マネージャー育成講座をサポートする「文サポチーム」のメンバーが担ってくれました。司会は活マネ講座3期生の目片明美さん、文マネ講座1期生の大滝雄介さんにお願いしました。毎回のことですが、バタバタと開演間際までやってますが、おかげさまで祭りは無事に終了。つもる話は交流会で続きを…ということになりました。(吉岡)
(財)京都市景観・まちづくりセンターとは? 市民・企業・行政によるパートナーシップのまちづくりを推進し、京都らしい景観の保全・創造、質の高い住環境の形成などに取り組んでいます。また、まちづくりの主体である住民の自主的な活動を支援しています。