6月25日18時から京都市下京区の秦家住宅で先達の口伝の一環として荒木工務店の荒木正宣さんに「木造建築の決まりと心得」と題してお話しいただいた。
墨付けから始まって、京町家の屋根勾配の決め方、土壁の下地の編み方、中門屋根の高さ、高塀の収まりなど事細かに教えていただいた。
荒木棟梁は手書きの図面などを示しながら、熱心に講義された。17名の参加者はメモをとりながら、細かな歩掛りまでよどみなく語る棟梁の知識に大いに感心した。講義のあとにはお酒も少し出されて懇談もあり、充実した口伝の1回目だった。
この講座は、7月と8月の最終土曜日の18時からあと2回行われる。今からでも参加したい方は、若干の空きはあるので、事務局にお問い合わせください。おもしろく、ためになります!(白)