伝統建築保存・活用 研究成果発表会

第2期 伝統建築保存・活用マネージャー上級講座
研究成果発表会

8月28日に「ひと・まち交流館京都」地下1階、ワークショップルームで研究成果発表会がありました。第2期の講座は、2010年9月15日に開講し、12月5日まで9回の基礎講座を行い、その後、登録文化財コース、保存・活用コースに分かれ、実践課題に取り組みました。

10時半に中川先生から開会の挨拶があり、その後、20分の発表、5分の質疑応答で発表が進められていきました。登録文化財コース4名、保存・活用コース7名が発表を行い、講師陣による審査の結果、10名の方が合格となり、修了が認められました。総評として永井先生から、各講師から受講者へむけられた指摘は、社会へむけての問いかけでもあるというお話があり、それは「私たちの文化遺産は私たちで守る」ということにつながり、住まいを維持することだけでなく私たちの暮らしそのものが問われているように感じました。

今回は、発表を終えた受講者が順次、司会進行を務めるという新たな試みもありました。今回の発表会を通して、主体的にかかわることについてのヒントをいただけたようにも思い、今後の自分自身の活動にも生かしていきたいと思いました。(よ)