12月7日、まちセンの往訪調査に参加しました。これは、数年前の町家調査で良い町家としてリストアップされた560軒ほどの建物の所有者を訪問して、文化財建造物や景観重要建造物の指定について紹介したり、建物を維持管理する上での困りこと等を聞き取りしようと財団法人京都市景観まちづくりセンター(略称:まちセン)が行っているものです。
私はボランティアスタッフとしてまちセンの大屋さんと宅建協会の方と3名で東山区の清水寺から建仁寺までの範囲にある12軒のお宅を訪問しました。留守のお宅が5軒ほどありました。しかし、高台寺の近くで訪問した昭和初期に建てられたと思われる洋館付きのお宅では、幸いにも部屋にあげていただきました。建物はすばらしい数寄屋の建物でした。思わず、是非、登録文化財(建造物)の指定を受けたらいかがですか?と勧めました。
また、八坂神社の南側にある楽焼きのお店では、奥の工房にある赤楽の窯を見せていただきました。松薪で今でも赤楽を焼いているそうで、製造中の火の入った窯を見ることが出来て良かったです。ボランティアでの町歩きには思いがけない大きな余得もありますので、皆さんもふるってご参加下さい。 (白)