日本の暮らし、木の文化

15日のワークショップの打合せで梅ケ畑にある橋本木工さんの工房におじゃましてきました。そこに無造作に置かれていた「くらかけ」は、時間の経過で何とも言えない味のある色になっていました。

世間話をする中で「足継ぎ台」の話になって、真ん中の丸い穴にゴミを入れた…なんて話も。みなさんは、側面に丸い穴の開いた足継ぎ台を知っているのでしょうか? なんてことを言ってたら、京都の町家では、いまだに活躍しているっ!てお叱りを受けるかもしれませんね。

昔は、家そのものも、家具も、日常使う多くのものが木でできていたんですね。木の良いところは、時間の経過で風合いも変化し、それはまるで人の暮らしに寄り添いながら「醸成」されていくようでもあります。古くて新しい「古材文化」は、ものを大切にし、木のある暮らしをみなおすことでもあるように思います。(よ)