研究成果発表会〔報告〕

8月26日、京都市景観・まちづくりセンターのワークショップルームで伝統建築保存・活用マネージャー上級講座の研究成果発表会が行われました。
10時30分から、登録文化財コース3名、保存・活用コース6名の発表が順次行われました。研究のテーマはお寺や住宅、元博物館の鉄骨のものなどそれぞれに個性があり、興味深いものでした。

文マネ講座の受講者や会の関係者を中心に30名の参加者があり、関心の高さがうかがえました。上級講座は活マネ講座、文マネ講座を修了していることが受講資格ですが、専門的な資格は必要ありません。発表者のうち半数は建築関係以外のお仕事をされています。また講座が終わっても継続して研究テーマとされた建物やまちづくりにかかわっていく方もおられ、永井先生の言葉ですが、「身近な文化財を身近な人たちで守っていく」ことを実践されています。

発表の後、審査があり、条件つきの方もおられましたが9名全員が合格されました。
今年も上級講座は9月に基礎講座が始まり、年明けから実践講座が開始します。
事務局としては、発表の直前まで苦労されている様子も見ているので、修了式を終えてほっとする瞬間でした。ひとまず、お疲れ様でした。 (%ニコ女%)