台風9号は「岸辺のアルバム」の記憶を甦らす

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今は雨が降っていない。
今年の台風9号は、首都圏直撃とマスコミで記録されました。

今日の早朝7時頃、ニュースでは「多摩川決壊か?」まで行きました。
大山道の世田谷の端、二子玉川駅近くの水位計は、「堤防又は護岸の一番高い面」まで数十cmだったようで、報道関係者は「その時」を待っているかのようでした。

昭和49年9月1日台風16号は、堤防決壊により世田谷のすぐ隣の狛江市で民家19棟を流出させました。浸水1,270戸、冠水耕地12.3haであったと言います。

被災者が家族のアルバムが流れてしまったことを大変残念に思ったことにヒントを得て、その3年後に「岸辺のアルバム」(TBS,シナリオ:山田太一)が制作・放送され、欠かさず下宿で見たものです。仕事第一優先で来た父(杉村直樹)に、それぞれの悩みを持つ母(八千草薫)、姉(OL:中田嘉子)、弟(大学生:国広富之)のドラマは、当時斬新な核家族の家庭崩壊がメインテーマだったように思いだされますが、それから、丁度30年。

今日は、その「岸辺のアルバム」を思い起こす日となりました。
YouTubeで検索。やっぱり載せている人いますね。オープニングだけですが、ジャニス・イアンのこの「Will you dance?」は、好きでしたね。

八千草薫さんは、当時46歳であったのですね。東京の山の手夫人の品の良さと独特の可愛らしさを演じて(?)おられ、ファンになったものです。いつのまにか、その世代になっている自分に気付き、「時空」を思わずにはいられません。

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33年前の決壊場所、気になり地図検索。
矢印の近辺に記念碑があるそうです。

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岸辺のアルバムのオープニングに使われている空中映像、多摩川上流を見て、小田急小田原線の陸橋と世田谷通りの多摩水道橋を捕えています。