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先日、下北沢・三軒茶屋の西方、代田地域の昭和初期の復元模型をこの地域の地区会館でたまたま見ることができました。
回想写生図は昭和60年に描かれたもので、現在の環状7号線や小田急線、淡島通りの位置関係からの記憶に基づくもののようです。
そこには、北沢川周辺の水田や畑、丘の上の森、林が描かれています。
古郷せたがやヴィジョン研究会では、大正年代の陸軍参謀本部測量の地図から水田のイメージは持っていましたが、当時を伝える写真・映像は残っておらず、どうしても戦後特に住宅開発が進んだ後の映像しか見ることができません。絵図やこのような回想写生図は、当時の空間を知る上で貴重な資料となります。
人々の記憶として残された映像、そして当時を伝える古地図。この二つがなければ、この復元模型はできなかったでしょう。