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先日の第4回GISコミュニティフォーラムに参加してきました。
幾つか印象に残った講演等がありましたが、ホノルル市の元市長の講演は、「私たち、そして子供世代の未来は、持続可能な都市計画ができるかどうかにかかっている」とし、任期中から現在に至るホノルル市におけるGIS利用事例が示され、そのスライド数は、231枚に及ぶものでした。
写真は、講演の中の1スライドですが、GIS出力地図でホノルルのヴィジョンを議論しているコミュニティを写しているようです。
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元市長の話しが気になり、ホノルル市のHPに入ってみました。ホノルルGISなるものが、1999年頃から使われてきたようで、たくさんの成功事例の一つがWebに表示されているものと思われます。
右画像は、ワイキキの浜辺近くの空中写真をベースとして、洪水対策の排水管やマンホールを示しています。また、右側の注意書きには、筆ごとの固定資産の情報がこの1/14に更新されているとあります。かなりの頻度で更新されているのでしょうか。情報公開の姿勢やスピードは、日本の自治体では考えられないものでしょう。Google MapやGoogle Earthなどが出現し、ホノルルのこのようなWebシステムは、やや古くなったかも知れませんが、その地域の情報はその地域が最も早く発信し且つ利用するもので、早くからの取り組みは市民のコミュニティにも影響を与えているようです。グローバル社会は、逆に地域のアイデンティティの重要性を教えてくれるようです。
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コミュニティフォーラムでのマップギャラリーに出展した古郷ヴィジョン研究会は、大学等の研究機関とは異なるマップを展示していました。
右映像にある中央がそれですが、左右のマップは日本列島を対象にしていますが、研究会は大正期の世田谷村及びその周辺にターゲットを当てていました。
残念ながら賞は逸しましたが、映像保存再生の会と同じように、メッセージは出していたように思われます。