新座子育てネットワーク主催のセミナー
パネリスト3人目(最後)は
「Fathering japan」代表 「パパ’s絵本プロジェクト」の
安藤哲也さん。※写真、右端のパネリスト
父親支援NPO「ファーザーリング・ジャパン」(NPO法人設立申請中)
コンセプトは「父親であることを楽しもう」
「笑ってるお父さんを増やそう」
代表の安藤さんは、実にパワフルな方でした。
(ブログを読んでいただければわかりますが)会社員として会社に勤めながら、
>週末は、娘の通う小学校PTAや学童クラブ会長を務めるほか、
>2003年より、パパ’s絵本プロジェクトのメンバーとして、
>全国の書店・図書館・保育園・自治体等にて、パパの出張 絵本おはなし会を開催中。
>2006年12月、父親子育て支援、自立支援事業を展開する
>Fathering Japan(ファザーリング・ジャパン/NPO法人設立申請中)の代表に選出・就任。
お二人のお子さんの保育園への「朝の送り」を9年間、ほぼ毎日。
子どもが生まれて、育児に積極的にかかわるために(!!)
通勤時間(自転車で15分)の家に転居したエピソードにもビックリ。
ずっと書店にお勤めされていて、お子さんには毎日2冊ずつ絵本を読むのを日課にされているそう。
安藤さんの主張は、『子育てはすごく楽しい!こんなに面白いものを母親だけに独占させる手はない!』
『父親も、もっと子育てを楽しもう!』
なんてストレートでわかりやすいメッセージでしょう。
自ら行動し、新聞や月刊誌に連載を執筆し、ネットでも日々発信。
こんな「お父さん」にお会いしたのは初めてです!
今回のセミナーの中でも「父親の育児参加を促す事業」には、参加者の関心が集まっていました。
父親がもっと積極的に子育てにかかわるために、
「Fathering japan」では、企業に向けて『父親が子育てしやすい会社アンケート』を2月に発送予定。
企業に出向いて行って『お父さんのワークショップ』の計画など、
父親が子育てしやすい環境・社会にするための事業を次々と展開されていくようです。
また「都立高校での特別授業」として、同じ父親でも、
いろいろな価値観を持った多様な生き方があることを生徒に語る時間を持ったり、
何ごとにもカタチから入る、男性むけの育児グッズの開発(ファッション誌とのタイアップ)、
今後は保育園や子育て支援センターとも連携し、自分の子どもだけでなく“地域の子どもの父親”
という意識を持ってほしいことや、
母親にも『パパは何をやらせても下手だからダメ。まかせられない。
育児の知識もないクセに文句だけ言わないで』という考え方を改めてほしい。という、母親の意識改革を求める講座をウイメンンズ・プラザなどで行うなど。
次から次に繰り出される新しいアイデアと行動力にひたすらビックリしながら、お話しを聞きました。
安藤さんのブログにも、このセミナーの参加者から、
>男の視点から、逞しくも雄雄しい戦略展開をご披露いただき、
>女子ばっかりのこの業界に、新風が吹く予感!今後を期待いたします。
というメッセージが寄せられていました。
鷲宮町にも「父親であることを楽しもう」が広がるように、
「ハッピー!」も、お手伝いしたいと思います。
※以上で、2月2日のセミナー「知っておきたい、子育て支援の最前線」の報告を終ります。