4月22日(日)会場の“台東デザイナーズビレッジ”は、
都内の廃校になった小学校を再利用していて、
古い校舎のレトロな雰囲気が良い感じでした。

その体育館で行われたフォーラムの主催は、以前から
「ハッピー!」とも交流のある「コムケア」さん。
正式名称は「コミュニティケア活動支援センター」
「みんなが気持ちよく暮らせる社会」の実現に向け、助成金を通じてさまざまな活動を全国規模で支援している、すご〜い団体です。

「ハッピー!」のスタッフも、鷲宮町から「子育ち学ネットワーク」の代表のFさんと、
町議会議員のOさんと一緒に参加しました。

最初に「コムケア」の6年間の活動を支援してきた、住友生命の方からのメッセージ。
社会貢献されている方たちを支えていることが、会社の財産です』
皆さんの行っている活動のミッションを、企業に売り込んでください
そして、創業100周年記念事業として「未来を築く子育てプロジェクト」の実施について
などのお話を伺うことが出来ました。

コムケアセンター事務局長の佐藤氏からは「コムケア活動6年間から見えてきたもの」
コムケアでは既に140の団体に資金を提供。各地域での活動をネットワーク化して情報を提供、
フォーラムやサロンで互いに学びあい、メーリングリストを通じての交流。
人と人を結び、お互いを支えあうシステム作り
「金の切れ目が縁のはじまり」となるよう、NPOはお金中心社会からの脱却。
これからの福祉のポイントは、明るさと新しさ。などなど、佐藤さんのお話しには、
これからのNPO活動の指針ともなるような、たくさんの素晴しいメッセージが込められていました。

3人のパネラーからは、コムケアを通じて出会った人や企業、助成金を受けてから後、
どのように活動を展開していったか。などの報告がありました。

その後、参加24団体(参加者は120人超)からの
「1分間アピール」タイム。
新潟や福井、福岡など遠方からの団体も多く、
世界規模で活動中の国際的なグループもありました。

ステージに上がったのは、
・東尋坊で自殺予防に取り組んでいるグループ、
・高齢者の孤独死ゼロを目指し地域ぐるみで活動中の団体
・手話で授業をする、ろうの子どもたちの学校設立を目指すグループ
・ホームレスの自立を応援する活動(「ビックイシュー」買えました!
この本、カッコイイ!)
・発達障害を持つ家族が集まって活動している会
・エコな視点から、ノーカーDAYを作ろうという運動
・元気な団塊シニアの社会活動を支援するグループ
・病院でのアート活動「ホスピタルアート」
・学生たちが地元商店街を応援する「タウン情報誌」
・介護する人をサポートするネットワーク活動の団体
・そして「ハッピー!」のように、子育て支援の活動

などなど、他にも日本全国から集まったさまざまな分野で福祉やNPO活動をされている人たちが
「コムケアフォーラム2007」に集結
しているのがよくわかりました。
でも、自分たちの活動を1分間で紹介するのはとても無理。
参加者が互いに活動内容を知るための「交流タイム」は、この後2時間近くありました。

「ハッピー!」のスタッフも、
お隣に出店していた「子育てサロン@SACHIさんや、
ハッピー!のブースに来てくださったステキな若いパパたちと知り合い、いろいろなお話をすることが出来ました。
このフォーラムでの新しい出会いが、活動をさらに広げるキッカケになったらステキですね

昨年の「お父さんの焼きイモタイム」でもお世話になった
「市民活動情報センター・ハンズオン埼玉」さんの出店はユニークで、駄菓子&輪なげ(景品つき)
もうすぐ発行の本「社協ノ宝もの」の“ゆるキャラ”といい
かぶりものでコミュニケーションする「カブリケーション」といい
「ハンズオン」さんの活動は、いつも明るく楽しく若者感覚でいいですね〜。

そしてこの日、新たな試みとして「コムケアフォーラム」で配られたケアップカードは、
参加費1000円と引き替えにカードをもらい、交流タイムで知りあった団体の中から、
自分が応援したいグループにメッセージをつけて渡します。
すると、カードをもらった団体は、帰りにそのカードと引き換えに1000円の寄付がもらえる仕組み。

イベントを楽しみつつ、寄付できるようになっているのでした!自分から「寄付しよう」とサイフを開くより、このやり方の方がずっと敷居が低いですね。

最後は、NPO法人「日本フェアトレード委員会」提供の紅茶のお土産つき。
さまざまな新しい取り組みにふれて、ナルホドねェ〜と最後まで感心しきりのフォーラムでした。