定禅寺通りアートプロジェクトでは、杜の都仙台のシンボルであるけやき並木に結ぶピンクの毛糸を募集しています(詳しくはこちら)。
今日、はじめての毛糸が長野から届きました。「ながのアート万博」という、長野市周辺地域をアートで盛り上げようという活動をされている長野のアーティスト・結城愛さんと宮沢真さんからです。おふたりは4月末に仙台で行われる「仙台アートシティプロジェクト」にも参加します。

私は長野市のお隣・千曲市にある戸倉上山田中学校で行われていた「中学校を美術館にしよう!」というプロジェクト「とがびアートプロジェクト」に2004年から3年間参加し、その中で「ながのアート万博」のおふたりと知り合い、昨年は長野市でのパフォーマンスと展示もさせていただきました。
写真は長野駅から善光寺へとつづく表参道なかごろにある「もんぜんプラ座」2階から毛糸を投げる「毛糸のインフィオラータ」というアートパフォーマンスです。

月に一度の歩行者天国の日が、ちょうど「ながのアート万博2006」のオープニングにあたっていたために行ったものですが、最初は簡単にとれた許可が、責任者が異動で代わったとかいう事情で「こんなキケンなことは許されない」(毛糸がキケン?)と、3人くらいの行政官に囲まれてあれこれ言われたのだそうですが、宮沢さんのねばり強い交渉力のおかげで、実現へとこぎつけました。

このほか、善光寺付近の造り酒屋「よしのや」での県内外からの作家による展示やパフォーマンスなど、実にすばらしい内容で「ながのアート万博2007」は大成功をおさめました。ドキュメントもあります(詳しくは「ながのアート万博事務局」℡026-221-7443 margaret@avis.ne.jp へ)。

(コメント:門脇篤