その活躍はおいおいまたドキュメントとしてアップしていきたいと思いますが、本プロジェクトを私以上に愛し、支えてくださった制作スタッフのみなさんを紹介いたします。
大沼くんは東北文化学園大の4年生。同級生が就職活動に忙しい中、泰然として「もうこうなったらやるしかありませんよ」と毎日早くから定禅寺に現れ、夜は10時過ぎまで。ほとんど現場監督として、作品制作の統括を行ってくれました。「私が経営者なら彼をほっておかない」という話を何人もの人から聞くほどの若者です。
w.nicoさんは本ブログも執筆していただいています。たいへんやさしい方で、「週末お花見イベント」では「第2回世界紙船選手権仙台大会」を主宰していただいていますが、それが本当によく合っています。体調崩すほどに制作の方も行っていただきました。以下、本人からのコメント。
w.nico
歩きながら、自転車こぎながら、運転しながら、車やバスの窓から。
少しだけでも、けやきの花に目を向けてみて下さい。
このけやきの花が、皆の記憶の中に少しでも入り込んで留まり続けたら嬉しいです。
kanemexさんには「いろ さくら いろ」なるワークショップを主宰していただいています。さまざまなピンクを用いて、オリジナルカードをつくり、お花見会場をいろどっていただいています。本ブログでも執筆いただいていますが、フリーのライターさんです。以下、コメント。
kanemex
目が合えば“Hola(やぁ)”と言える関係が好きで仙台ラテン化を計画中。スペイン仕込みのタイル制作をほそぼそと続けつつ、人と人をつなぐアートの応援びとを目指してます。一緒にオモシロイお花見しましょう♪
たなかさんは一級建築士で現場管理もされているということで、毛糸の現場管理、特に夜の方を担当していただきました。毎日、会社が終わってから真っ暗闇の中、大沼くんと着々と制作を進めていきました。夜9時過ぎに現場へ行き、だんだん目が慣れてくると、あたかも忍びのようなふたりのようすがじょじょに浮かび上がってきました。以下、コメント。
たなか
細々と油絵の練習を続ける、謎多き会社員です。アートとしての絵画とインスタレーションとにあまり接点が見出せずに居た私。最近ようやく物を表現することの意義が分かって来たような気がします。今回「けやきに花を」に参加して、その意義を表現する側の人として体感したいと思ってます。最終的に出来上がる作品と、製作を通して自分の中に生まれるもの、見てくださった人の中に生まれるものが、どんなものなのかをとても楽しみにしています。
これ以外にも、制作がスタートしてからじょじょに制作に参加する方が集まってきて、その人がまた新たな人を連れてきて、とプロジェクトはとても理想的な成長をしていきました。
須藤さん親子、山本さん、クボタさん、ささきさん、松野さん、工藤さん、SんDさん、小野寺さん、高井さん、その他お名前失念してしまった方々、どうもありがとうございました。本当に、何ものにもかえがたい一週間でした。そんなことがあっては困るんですが、後半戦、このまま永久に制作をつづけられたら、と思わない時はありませんでした。
(コメント:門脇篤)