8月16日(月)、世界銀行日本事務所・情報センターで公開セミナー「生物多様性と日本の消費行動」が行われました。夕方からのセミナーにもかかわらず、100名ちかくの参加者が集まられました。
レインフォレスト・アクションネットワークの川上豊幸さんは紙の消費と熱帯林についての熱帯産のコピー用紙についての問題、LUSH(ラッシュ)ジャパン キャンペーン担当の秋山映美さんはパーム油とプランテーション開発について、実際マレーシア・サラクワに行った時のお話、FoE Japanの満田夏花さんはエシカル・ケータイについて鉱山開発の現状などについてお話されてました。
参加してみて自分の知識の少なさを実感する中、LUSHという身近な企業の方のお話が聞けてとても関心を持ちました。LUSHとは英国生まれの「新鮮」「手作り」「安心」「愉快」をモットーにしたハンドメイドコスメのお店です。見た目が可愛く、商品名がユニークで友人にプレゼントで送ることがあります。いくつかの商品はお店で実際に効果を感じることができます。洗顔料を体験したとき、体験したほうの手と、してないほうの手とでは色もモチモチ感も違って驚かされました。私はバスボムを使ったことがあり、それは花びらがでてくるものだったんですが、見た目と香りに癒されました。そんなLUSHの製品ができるためには、自分より小さい子供達が勉強する時間を惜しんでまで原料のアブラヤシの実を採集していることを知りました。
他の問題にも共通していえることは、自然も人々もこれ以上傷つけないように私達が物を大切に使うことやリサイクルすることが重要だということです。
2時間半という時間で自分の環境に対する意識が変わった貴重なセミナーでした。
(米内亜友美/GEFインターン、跡見学園女子大学マネジメント学部2年)
「生物多様性と消費」に関する別のシンポジウムを9月に開催します。
シンポジウム「オランウータンの森を守れ!〜生物多様性と日本の消費」