『よみがえれ 知床〜100平方メートル運動の夢』
編著者●辰濃 和男/著者●関根 郁雄、深沢 博
(朝日新聞出版、740円+税)
知床100平方メートル運動といえば、日本の自然保護活動を象徴する出来事として今に伝えられている。北海道・知床半島の中央部、開拓跡地の原野を乱開発から守るため、100平方メートルの土地を購入し、地元に寄付してもらう。まだ日本にナショナルトラスト運動が根づいていない1977年に町の呼びかけで始まり、国民的な運動に広がった。
100平方メートル運動地を含む知床半島は、その後、世界自然遺産に登録される。本書は、朝日新聞の天声人語の筆者であった辰野和男さんと町役場の担当者らによる運動の記録である。「よみがえれ 知床」という題には、回顧ではなく、新たな課題へのさらなる挑戦の思いが込められている。
(グローバルネット5月号の「環境の本」より)
ぜひ多くの方にこの本を読んでもらいたいということで、辰濃氏の直筆サイン入りの本を5名にプレゼントします。ご希望の方は、メール(contact@gef.or.jp)、またはファックス(03-3813-9737)にて、下記をご記載の上お申し込みください。
辰濃さんは13年間にわたって、日本において文章の書き方の手本とされている朝日新聞の天声人語を担当されていた方。『文章の書き方』『文章のみがき方』(岩波新書)など著書も多数。『よみがえれ知床』も、運動の経緯や地元の人の思いが、とてもわかりやすい文章で記述され、読みやすい本です。
記載事項:郵便番号、住所、氏名、電話番号
締切: 2010年8月31日(火)
希望者多数の場合は、抽選を行い、本の発送をもって当選とさせていただきます。
グローバルネット8月号の「環境ジャーナリストの会」のページでも辰濃さんがこの本について紹介されています。